宮本勝昌が地元でシニア初V レギュラーと掛け持ち“50歳の鉄人”の秘訣を師匠が明かす
【ファンケルクラシック】最終日
2打差2位タイ発進の宮本勝昌(50)が、8バーディー、1ボギーの65で回り、通算14アンダーまで伸ばして地元静岡でシニア初優勝を挙げた。
レギュラーツアー12勝をマークし、2016年には史上9人目の生涯獲得賞金10億円を突破。50歳になった昨年にシニアデビューし、いまもレギュラーツアーのシード選手として転戦している。
151試合連続出場記録を持つ“鉄人”で、ドライバー飛距離280ヤード超の強靱な体づくりを指導したのが師匠の石井明義プロだ。
「勝昌がまだ小さかった頃に、シングルハンディの父親からゴルフを教えてほしいと頼まれたが、クラブを振れる体ができていなかった。ボールを打つ前に熱海の海岸でタイヤ引きのトレーニングをさせ、本人も嫌がらずに黙々と走り込んで下半身を大きくしていった。それが、いまでも第一線で活躍できる秘訣でしょう」(石井明義プロ)
息の長いプロに育てるには、ボールを打つテクニックを覚えるよりも、体づくりが何よりも大事ということがよくわかる。