データで丸裸にする「岩井明愛・千怜」姉妹の凄さ!今週から国内ツアーに復帰
海外メジャー参戦で国内を留守にしていた岩井明愛・千怜姉妹(ともに20歳)が、18日開幕の「CAT Ladies」(神奈川・大箱根CC)から国内ツアーに復帰する。2021年6月のプロテストに合格した2人は今季がプロ3年目だが、今やツアーの「看板選手」といっても過言ではない。
人気があるのは双子の姉妹というだけではない。妹の千怜は昨季、プロ初勝利から2試合連続優勝で注目を浴び、今季も2勝。早くも通算4勝を挙げている。
姉の明愛は昨季、ベスト10入りが5回あったが未勝利だった。妹に遅れを取った印象だが、今季KKT杯バンテリンレディスで待望の初優勝を手にした。
2人の実力は今季のスタッツをみるとよくわかる。姉妹揃ってベスト10以内にランクされているのは以下の通り。
●メルセデスランク
③位明愛(1460.27P)
⑤位千怜(1246.22P)
●年間獲得賞金
③明愛(1億5039万678円)
④千怜(9036万4733円
●平均ストローク
②明愛(70.1557)
③千怜(70.2201)
●年間トップ10
②明愛(11回)
⑥千怜(8回)
●平均パット数(パーオンホール)
③千怜(1.7358)
④明愛(1.7403)
●パーセーブ率
⑥千怜(88.3191)
⑦明愛(88.1015)
●ドライビングディスタンス
⑦明愛(253.39yd)
⑧千怜(253.31yd)
●ボールストライキング率(トータルドライビング順位とパーオン率順位の合算値)
⑥明愛(19P)
⑩千怜(25P)
●パーブレーク率(バーディー以上の獲得率)
②明愛(23.5346)
③千怜(22.6021)
●バーディー数
②明愛(267)
⑧千怜(236
●60台のラウンド数
②明愛(28回)
②千怜(28回)
これ以外にも、パー3、パー4平均スコア、予選・決勝ラウンド平均スコア、1日目、3日目の平均スコアなども2人揃って10位以内にランキングしている。ちなみに、明愛がトップ(74.4532)のパーオン率は、千怜(70.2754)は14位だ。
「明愛は今季、20試合で優勝を含むトップ3が6回。2勝の千怜(19試合)も2位2回、3位1回あるが、女子プロファンを沸かせたのが、5月のRKB×三井松島レディス最終日です。岩井姉妹と前年女王の山下美夢有とのプレーオフになり千怜が優勝。姉妹でのプレーオフは史上初と大きな話題になった。さらに、ニチレイレディスでは、史上初めて姉妹で最終日最終組を回った。山下には敗れたが、姉が2位で妹が3位。男子トーナメント関係者が『双子でプレーオフだ、最終日最終組なんてことをやられたらツアーが盛り上がるのは当然ですよ』と羨ましがっていました」(テレビ関係者)
女子プロ界にとっては双子であるだけでなく、実力もある貴重なタレントである。