広島かDeNAか…2位でCSファーストS主催権なら球団ガッポリ、3位とは収入に雲泥の差
広島とDeNAの2位争いが熾烈を極めている。
1日、勝てば2位確定の広島が今季最終戦で阪神に敗れ、3位DeNAが中日に勝利、同率2位に並んだ。DeNAが今季最終戦(4日・巨人戦)に勝てば、単独2位に浮上する。
CSファーストSの主催権は2位球団が持つ。最大3試合で「1勝1敗1分け」もしくは「0勝0敗3分け」となった時点で2位球団のファイナルS進出が決まる。両球団が必死になるのも当然だが、CSが始まった2007年以降15回の結果は、セが2位球団6回、3位球団9回。直近は6回連続で3位球団が制している。パも、2位球団7回、3位球団8回とこちらも3位球団が上回っている。
「だから、2位で主催権を持つことが大事なんです」とは、セ球団関係者。
「ファーストSはファイナルSのような上位球団に対する1勝のアドバンテージはない。2位球団と3位球団の実力差がハッキリしている年はまだしも、今年のように僅差の球団同士の対戦となると、結果は蓋を開けてみないとわからない。選手の調子や運にも左右される。ただ、主催すればたとえ敗退しても入場料、放映権料などで1試合あたり1億~2億円の収入が得られる。3位球団は出場手当の1000万円程度。収入の多寡は当然、オフの年俸更改や補強にも影響します」
大金を手に入れるのはどっちだ?