日本ハム山﨑福也「足が速ければ野手にしたかった」元巨人打撃コーチの父・章弘氏が本紙に証言
「ピッチングよりバッティングの方がセンスはあると思います」
こう言うのは、日本ハムや巨人などでバッテリーコーチ、打撃コーチを歴任した、日本ハム・山﨑福也(31)の父・章弘氏(62=現・兵庫ブルーサンダーズ監督 ※関連記事リンク先に写真あり)である。
「中学までに教えたのは『追い込まれるまでは打てるボールを待とう』とか『相手が嫌がる打撃をしよう』といったこと。もしクリーンアップを打っていたら、相手は外角を中心に攻めてくる。それを『センター中心に打ち返そう』とか基本的なことです」
昨30日の阪神戦に先発したその息子はなんと、「6番・投手」で出場。四回無死一、三塁で打席に立つと、「6番に置いてもらった期待に応えたかった」と阪神先発の西勇の外角高めの直球に逆らわず、父の教え通りに中前へ先制打を放った。
昨年まで在籍したオリックス時代は、交流戦通算22打数6安打で打率.273。セ・リーグとは違い、普段は打席に立たないパの投手としては特筆すべき打率の高さで、昨オフにオリックスからFA宣言をした際には、セの巨人やヤクルトが、こぞって獲得に乗り出したほどだ。