巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得

公開日: 更新日:

 一方、西武から若林を獲得したのはどんな意図があるのか。巨人OBが話を引き取る。

「チーム編成的に不足している右打者が補強ポイントだった。加えて、元ドラフト1位の浅野翔吾(19)の存在とも無関係ではないともっぱらです」

 浅野は22年のドラフト1位で入団した高卒2年目の有望株だが、今季は一軍で3試合9打数無安打。二軍戦でも打率.201、2本塁打とパッとしない状態が続いている。

「阿部監督は就任以来、この浅野を『外野のレギュラー候補』と期待してきたが、腰痛の影響で昨秋キャンプは参加できず、今春キャンプも故障班スタート。開幕後は一軍で凡退した際、『本当に狙った球、球種が来たのか、それでスイングしたのか』と叱責した。ただ漫然と振っているようにしか見えないという指摘で、二軍降格後は狙い球を絞ることに取り組んでいるが、なかなか成果が出ていない。同じ右の外野手で、強肩、俊足と長所が重なる若林の獲得は、伸び悩む浅野の尻に火を付ける意味合いもあるのではないか」(巨人OB)


 巨人は阿部監督が昨年10月に就任以降、早くも4件目のトレード。優勝に向けて起爆剤になるか。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

 そんな若林には「致命的な欠陥」があり、新手地で生き残るためには「意識改革」が必要不可欠だ。いったいどんな問題を抱えているのか。

●関連記事【続きを読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇