巨人が「同ポジション」緊急トレードで企む真の狙い…松原を西武に放出、若林を獲得
24日、巨人は西武とのトレードに合意したと発表。松原聖弥(29)を放出し、同じ外野手の若林楽人(26)を獲得した。
松原は今季、2年ぶりの開幕一軍メンバー入りを果たしたものの、わずか9試合で13打数2安打の打率.154で4月15日に登録抹消となっていた。二軍でも35試合で、打率.241、1本塁打、2盗塁だった。
2021年には135試合に出場し、打率.274、12本塁打、37打点とブレーク。背番号は「9」に変更となり、主力の期待を背負ったものの、22年は打率.113に急降下。背番号はわずか1年で召し上げられていた。巨人のさるチーム関係者がこう言う。
「育成2年目の18年に高橋由伸監督に見い出され支配下登録された。21年には原監督にチャンスをもらってブレークしたが、この年、セの育成出身選手初の2ケタ本塁打を放ったことで勘違い。スイングが大振りになって打撃を崩した。その後は見切りの早い原監督の期待に応えようとする余り、プレーや気持ちに焦りが生じてしまった。サインの見落としなど、時にポカをやることもあって、結局干された。それでも、他球団の人気は高く、トレードのオファーは少なくなかった。環境が変われば、まだまだやれますよ」