なぜドイツばかり? バスケ、バレー、ホッケー、ハンド…パリ五輪で日本に立ちはだかる「ベルリンの壁」

公開日: 更新日:

 バレーボールを例にとってみよう。1次リーグは、4チームずつ3組に分かれて行われる。まず、ランキングによって出場国が4つのポットの分かれる。第1ポットが開催国のフランス、世界ランク1位のポーランド、2位の日本が入り、第2ポットはランキング3~5位、第3ポットは6~8位、第4ポットは9~11位。

 まず、A組に開催国のフランス、B組に1位のポーランド、C組に日本が入り、各組の残り3チームは、第2~4ポットから1チームずつが抽選によってチョイスされる。

 結果、日本のC組に、アメリカ(同5位)、アルゼンチン(同8位)、ドイツ(同11位)が入ったわけだ。

 ドイツは第4ポットの3チームの1つ。3分の1の確率が見事にハマった形だ。

 競技ごとに参加国の数が違うとはいえ、世界最大のスポーツ大会で同じ国と何度も対戦するのは、しっくりこない、というのがSNSなどでのファンの反応。そのうえ、競技力の差をまざまざと見せつけられているのだから、なおさらだ。

 これで打ち止めかと思いきや、ドイツとの戦いはまだ控えている。8月1日のバスケット女子だ。

 世界ランクは日本9位でドイツが19位。なんとか一矢報いてもらいたいものだが。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    卓球・木原美悠の父が教え子へのわいせつ容疑で逮捕!かつて語っていた天才愛娘へのスパルタ指導の中身

  2. 2

    北口榛花の地元凱旋パレード決定!北海道民が札幌五輪より期待「時の人」のプレミア度

  3. 3

    NBA挑戦の河村勇輝を待ち受ける「レジェンドJr.」の高い壁…難解な契約内容も早分かり

  4. 4

    トライアスロンが汚い場所にこだわる「意外な理由」…東京大会、パリ大会も体調不良者続出

  5. 5

    女子卓球・伊藤美誠に「引退説」浮上…失意の五輪代表落選、燃え尽き症候群、モチベーション低下のトリプルパンチ

  1. 6

    柔道ウルフ・アロンが来年6月の現役引退を改めて表明 プロレス転向説も…気になる今後を本人に直撃

  2. 7

    《東京が懐かしい》と選手悲鳴、地獄の選手村の実態…冷房なく「死ぬほど暑い」から窓を開ければ大量の虫

  3. 8

    セクハラ報道に株で逮捕…地に落ちた「3冠監督」のその後

  4. 9

    千葉入団の渡邊雄太もメンタルがズタボロに…河村&富永に立ちはだかる超過酷なNBAの現実

  5. 10

    再燃する「五輪卓球排除論」…“元中国人”が跋扈、不正野放し、金メダル独占の異常事態

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  2. 2

    あるのか西武「デストラーデ監督」…黄金時代の最強助っ人が“復帰”、就任条件もクリア

  3. 3

    女優・沢田雅美さん「渡鬼」降板報道の真相で「本が一冊書けてしまうかな(笑)」

  4. 4

    元欅坂46原田葵アナ大胆起用に透ける…フジテレビ「女子アナ王国」復権への思惑

  5. 5

    泉ピン子「毒舌」の原点とは…えなりくんを「ガキ」呼ばわり、渡鬼ファンも仰天の内幕を暴露!

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  3. 8

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  4. 9

    なにわ男子・長尾謙杜と交際か…フジテレビ原田葵アナ“におわせ”インスタの波紋

  5. 10

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ