日本ハム清宮の尻に火を付けた「吉田輝星の放出」 スター候補トレードで目の色変わった
「昨年11月、吉田輝星がオリックスへトレードされたことに、かなりショックを受けたと聞きました。自分もうかうかしていられないと思ったんじゃないでしょうか」
こう言うのは日本ハムOB。12日までの6試合で24打数10安打(打率.417)、3本塁打、10打点、6試合すべて安打を放ち、打点をマークしてチームの6連勝に貢献している清宮幸太郎(25)に関してだ。
「吉田輝星は18年のドラフト1位、清宮の1年後に鳴り物入りでプロ入りした。金足農(秋田)のエースとして甲子園準優勝。150キロ近いストレートを投げ、人気も知名度もあった投手がトレードに出されたのです。吉田の1学年上で、大器と期待されながら伸び悩んでいる自分も放出されるかもしれないと考えたのは無理もありません。日本ハムはそもそも、活発な新陳代謝によってチームを活性化してきた球団です。結果が出なければ、たとえドラフト1位だろうと構わずトレードの対象になりますからね。オフに渡米、メジャーリーガーも汗を流すトレーニング施設に初めて足を運んだのも危機感の表れでしょう」(前出のOB)