なでしこ史上初「外国人監督誕生」に現実味…池田太監督の退任の裏にJFA会長の強い意向
日本サッカー協会(JFA)は21日、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)を率いてパリ五輪を戦った池田太監督(53)が、契約満了で退任すると発表した。
池田監督は浦和、福岡のコーチを経て2017年にU19女子代表の監督に就任。翌18年にフランスで開催されたU20女子W杯で日本を初優勝に導いた。
21年東京五輪後、なでしこ代表監督に就任して「人情味のある熱血漢として代表選手から<熱男>と呼ばれ、スタッフとの関係性も良好だった」(サッカー関係者)ことから契約延長の噂も流れていたが、23年女子W杯とパリ五輪ともにベスト8止まり。
これが退任の理由にもなった。
実際、21日に取材対応したJFA女子委員の佐々木則夫委員長はこう言った。
「ベスト8を突破して女子サッカーがもっと話題になるように引っ張ってほしかった。(監督人事は)シフトチェンジの方向で考えた」
後任は誰か?
なでしこの指揮官といえば、11年女子W杯ドイツ大会を制した佐々木則夫監督、東京五輪でさい配を揮った高倉麻子監督、そして池田監督と「年代別女子代表で実績を残した指導者がフル代表の監督に昇格して指揮を執る」のが定番となっていた。
しかし、現在のU20代表の狩野倫久監督(48)、U17の白井貞義監督(43)は実績、知名度ともにいまひとつ。