米国に準々決勝敗退でメダルなしも、なでしこに光明を見た。決して悲観することはない。
サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が3日、パリ五輪準々決勝で強豪米国に敗戦。延長の末、0ー1で力尽き「2011年W杯以来の世界女王」と「五輪初の金メダル」を目指した戦いが終わりを告げた。
シュート数は米国の15本に対して12本。「勝てるチャンスもあった」という声も少なくないようだが、なでしこにはゴールの匂いが漂ってくるシーンはなかった。
ボール支配率「米国71%・日本29%」からも分かるように個人能力のレベル差、チームの総合力の差を比較した場合、米国の勝利は妥当だったと言うしかない。
ただしーー。なでしこたちは、決して悲観することはない。2027年W杯ブラジルW杯、2028年ロス五輪に向けて光明を見出すことができたからだ。
今回の五輪メンバーには18~20歳の選手が4人入った。18歳のDF古賀塔子(フェイエノールト)、19歳のMF谷川萌々子(ローゼンゴード)、20歳のFW藤野あおば(2日にマンチェスターC完全移籍が発表)と浜野まいか(チェルシー)は、いずれも「取り敢えず世界の大舞台を経験させておくか」というような考えで招集された選手ではない。