阪神藤川監督に期待大、「くすぶる2人の高卒ドラ1」再生工場…プライド高い藤浪も心酔した手腕

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「藤浪が一、二軍を行ったり来たりしていた当時は首脳陣もお手上げで、事実上の放任状態でした。そんな中、救いの手を差し伸べたのが球児だった」(放送関係者)

 藤川監督はメジャーや四国IL高知を経て2016年に阪神に復帰して以降、藤浪のことを気にかけ、藤浪もまた藤川先輩の助言を仰いだ。古株のOBが言う。

「球児が現役を引退した20年、藤浪は9月まで先発として結果を残せなかったが、ファームで技術面について事細かく助言を受けたことで中継ぎとして復活を果たした。時には球児がブルペンで真後ろからチェックし、『今のはいい感じで体重が乗っているよ』などと1球ごとに声を掛けることも。プライドが高くて聞く耳を持たないと言われた藤浪ですが、球児の助言だけは熱心に聞いていました」

 今の西純や森木ら若手・中堅投手にとって、通算245セーブ、164ホールドで名球会入りした藤川監督はレジェンド中のレジェンド。説得力は申し分ない。球団はなおさら、「藤川再生工場」に期待を寄せているというわけだ。


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