なでしこが韓国を4-0で圧倒フルボッコ! 20歳前後の若手躍進で未来は明るい?
特筆すべきは、まだまだ伸びしろのある20歳前後の若手の大半が、欧州の強豪クラブで活躍していること。アグレッシブなプレーで味方選手を活気付けるのはもちろん、時に老獪なプレーでチーム全体に落ち着きをもたらしている。
若手たちが所属クラブでの鍛錬でさらなるレベルアップを図り、その経験値を女子代表に還元していけば、なでしこの世界ランクは右肩上がりとなり、主要世界大会でメダルを狙えるだろう。
FW陣、DF陣のパフォーマンスも上々だった。
CBの熊谷紗希(34)と南萌華(25)のローマ組はミスする場面も散見されたが、90分を通して及第点のプレーだった。代表15試合目の右SB守屋都弥(28=神戸)、先制点を決めた代表14試合目の左SB北川ひかる(27=ヘッケン)といった中堅組の奮闘も、若手とベテランに好刺激を与えている。
代表監督不在、観客動員の不振、国内WEリーグの低迷など女子サッカーには改善点も少なくないが、現時点でなでしこジャパンは進化を遂げている。今後も注目していきたい。