今日の新刊
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「春画入門 浮世絵の豊潤なる世界」
名浮世絵師たちによる名作・傑作を集め、オールカラーの大迫力で掲載。全体というよりは部分的にクローズアップしたカットが多い。密かに淫猥さを追求したい人、筆致の精細さを確かめたい人、春画初心者に薦めたい…
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「世代論の教科書」阪本節郎 原田曜平著
「団塊世代の歩いたあとは、ペンペン草も生えない」など、世代論が普及しているが、その世代を理解すれば世代間ギャップは超えられる。たとえば、団塊の世代は韓流ブームなど時代の新しい流れをつくってきた。そうい…
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「『身体』を忘れた日本人」養老孟司 C・W・ニコル著
ニコルが若いとき、カモを撃とうとしたら、その殺気を感じたのか、水に潜った。殺気のオーラの中には、においもあるのかもしれない。北極に行ったときはそういうにおいを発していなかったため、動物がニコルを怖が…
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「心の平安」アフメト・ムディ・タンプナル著 和久井路子訳
両親をなくしたミュムタズは従兄のイヒサンに引き取られる。ミュムタズはボードレールやオペラ「魔笛」など西洋の文化に引かれていたが、包括的なトルコ史を書こうとしていたイヒサンの講義を受けてトルコの文化に…
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「犬の掟」佐々木譲著
水路沿いの道路に駐車したドイツ車の中で、手錠をかけられた男が射殺されていた。左脇腹にスタンガンの火傷痕があった。身元は暴力団の幹部・深沢と判明する。解剖医が、2年前に同じような状況の準構成員・室橋の…
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「動くものはすべて殺せ」ニック・タース著、布施由紀子訳
1968年、米軍のミライ集落(ソンミ村)の虐殺事件は世界を震撼させた。カリー中尉は「動くものはすべて殺せ」と命じて、4時間で500人以上の村民を虐殺した。この事件を告発したベトナム帰還兵のライデナワ…
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「闘う君の唄を」中山七里著
喜多嶋凛が就職した神室幼稚園は、見城真希が率いる保護者会が牛耳っていた。 遠足の目的地もお遊戯会の演目も保護者会が決める。園長の京塚は見城の言いなりだが、それは15年前の事件のためだという。…
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「怒鳴り癖」藤田宜永著
マンションの管理人をしている〈私〉は、コンビニから戻ってきてロビーのソファに誰かが寝ているのに気づいた。4階に住んでいる田辺真美ちゃんだった。「私、家出したい」と言うが、外に行く勇気がなかったらしい…
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「戦争と革命と暴力」宮崎学、佐藤優著
憲法学者が安保関連法案は違憲だとした時、安倍首相はホルムズ海峡の機雷掃海を持ち出して反論した。だが、イスラム国は海軍を持たないから、機雷掃海を考えたとき、機雷を仕掛けると想定されるのはイランしかない…
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「三河の風」外山滋比古著
徳川発祥の地である三河は、明治維新以来、賊軍となって厳しい風にさらされたが、三河の人間はじっと耐えた。寒風に吹かれていると体が意識しなくなる。被害を受けても感じないのは、〈慈悲の無知〉である。だが、…
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「鮫言」大沢在昌著
20代のころ、著者は〈陽のあたるオヤジ〉になりたかった。21のとき、2つ3つ年上のバニーガールに惚れたが、彼女には不倫関係の30を過ぎた男がいた。あるとき、彼女が著者のことをその男に話すと、その男は…
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「米軍医が見た占領下京都の600日」二至村菁著
1947年、戦争で疲れはて、京都の人々は飢えていた。そこに25歳のアメリカ人軍医が赴任してきた。グリスマン軍医中尉は中国大陸への赴任を希望していたのだが、送られたのは京都だった。京都では性病が蔓延し…
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「エラい人にはウソがある」 パオロ・マッツァリーノ著
孔子といえば反射的に「論語」を思い浮かべるが、実はこれは孔子の著作ではなく、弟子が書いた孔子の言行録なのだ。法律に関する最高責任者に抜擢されたというサクセスストーリーも捏造である可能性が高い。日本で…
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「山の不可思議事件簿」上村信太郎著
月山のスキー場にある姥沢小屋の旧館は、木造2階建てで200平方メートルの山小屋だった。年間6000人が利用しているが、冬は積雪が十数メートルにもなるため、11月から3月半ばまでは無人になっている。1…
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「人類を変えた素晴らしき10の材料」マーク・ミーオドヴニク著 松井信彦訳
著者が大学院生のころ、映画を見に行ったら、「なんで近ごろの菓子はみんなプラスチック袋入りで売られている?」と男がぼやいていた。それは違う。あらゆる材料のなかでいちばん映画館に存在する権利があるのはプ…
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「ヨーロッパの祝祭と年中行事」マドレーヌ・P・コズマン著 加藤恭子ほか訳
最近、日本でもハロウィーンで盛り上がっているが、元はケルト族の行事だった。10月は幽霊や精霊、魔女といった超自然的な存在が一番パワーアップし、いちばん寂しい思いをしている時期なので、ハロウィーンのと…
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「スッキリ解決! みんなの障害年金」吉野千賀著
公的年金の保険料を払っていると、老齢年金や遺族年金だけでなく、病気やケガで働けなくなったとき、障害年金ももらえるのだが、あまり知られていない。 受給するためには、本人が現役世代(20歳以上6…
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「御用船帰還せず」相場英雄著
西郷隆盛は園部藩士が江戸城御金蔵の分銅金の隠し場所を知る小栗上野介を処刑してしまったことを知って激怒した。若い藩士に命じて、歴代の勘定奉行の業績を調べさせたら、〈荻原重秀〉の名の上に斜線が引かれてい…
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「薬で読み解く江戸の事件史」山崎光夫著
薬をキーワードに江戸時代の出来事の真相や武将たちの行動の背景に迫る歴史エッセー。 庶民の平均寿命が40歳に及ばない時代に62歳で天下人になり、75歳まで生きた徳川家康は、医薬の研究に余念がな…
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「滅びゆく日本の方言」佐藤亮一著
方言は奈良や京都という政治、文化の中心地から水の波紋のように周辺の地方へ広がった。速さは年速約1キロで、京都で生まれた言葉が青森に到達するのには1000年以上かかる。関東では「アホ」と言われると「バ…