「キッチン戦争」樋口直哉著

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 フレンチレストランで働く葉月は、ある日オーナーに呼ばれて、自分が料理コンクールの1次選考を通過したことを告げられる。葉月は応募していなかったが、シェフの荒木のアドバイスでつくった料理を、オーナーが葉月の名前で応募していたのだ。オーナーは女性の料理人を増やしたいと熱い思いを語るが、なぜか荒木は協力しようとしない。葉月の亡き祖父はフランス料理の有名な料理人だったが、葉月が祖父の書斎で見つけた写真になぜか荒木が写っていた。荒木はかつて祖父の弟子だったのだ。
 店にやってきた謎の客に導かれて、一流の料理人を目指す女性を描く料理小説。(講談社 1600円+税)



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