松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書
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勝てる「盗塁㊙技術」教えます...クセが出るのは投手の右足と首
野球は難しい。1に投手、2に打撃、3の守備には捕球と送球という2つの違う動作がある。4に走塁、5は頭だ。 サッカーにしろバスケットボールにしろ、やることは攻撃と守備、大きく分けて2つだ。他の…
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「打撃の極意」教えます。巨人・坂本勇人は工夫して数種類を使い分けながらタイミングを取っている
前回のコラムで「走者一塁」の際に行う「片側リード」のやり方と重要性を述べた。相手投手に素早い牽制球を投げさせて、クセなどを見つけることが目的だ。この時、打者に「待て」のサインを出さないとダメなことを…
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指導経験なしの藤川の就任、1年で解任された今江…教え子がいる阪神と楽天の監督交代劇にモノ申す
阪神の監督に「松坂世代」の藤川球児(44)が就任した。 藤川は高知商2年の時、1997年夏に甲子園に出場している。私が部長だった横浜が、松坂大輔を擁し、甲子園春夏連覇を達成したのは、松坂が3…
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《高校生ドラフト候補のココがすごい!》私のイチオシは「九州の二刀流」と「坂本勇人2世」
24日のドラフト会議を前に、高校生の注目選手を挙げてみる。 投手ではまず報徳学園の今朝丸裕喜だ。昨年より腕の振りが力強くなり、常時140キロ台後半をマークするまでに成長。188センチの長身で…
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清原ジュニアの場合は? プロ志望書の裏に3パターン「確約」「二股」「イチかバチか」
元プロ野球選手の清原和博さんを父に持つ慶大の清原正吾がプロ志望届を提出した。 野球をやるのは小学生以来だが、部員が約200人の慶大で4番を張っているのは立派。ただし、プロから指名されるかは微…
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低反発バットの導入でこれからさらに高校野球が変わる。「必要な選手」と「有効な作戦」とは
京都国際が関東第一(東東京)との延長戦を制して初優勝した夏の甲子園。決勝戦でのタイブレークは史上初だったそうだが、寂しさを感じた。せめて決勝戦だけは、2022年まで採用していた「十二回までは通常の延…
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朝夕2部制の甲子園は「初日の第三試合」が最もキツイ…朝5時起床で開会式、試合後の退場は22時過ぎになる
夏の甲子園は京都国際の優勝で幕を閉じた。 今大会は酷暑対策のため、初日から3日目まで「朝夕2部制」が初めて導入された。ナイターゲームを戦った選手からは「涼しくてやりやすかった」という意見が多…
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賛否両論あるが「甲子園7回制」には反対 選手のためなのか? もっと先にすべきことがあるはず
先月、巨人・岡本和真が広島・森下暢仁の浮いたフォークを右越えへ、今季初めて逆方向へ本塁打したのを見た。それまでは状態が悪く、強引に引っ張った凡打が多かった。体が早く開いてしまっていたが、見事に修正し…
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横浜高の落とし穴…決勝に5人出場、「スーパー1年生」に依存し過ぎたのではないか
24日の神奈川大会決勝後にゲンダイの取材を受けた。「結果論」になってしまうが、古巣・横浜の結果は気になるから、言わせてもらう。 東海大相模が横浜を6-4で下し、5年ぶりの夏の甲子園出場を決め…
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春の王者が夏に勝てるには「挑戦者のように相手校を徹底的に研究するしかない」
夏の秋田大会で第1シードの明桜が初戦で金足農に敗れる波乱が起きた。金足農も昨秋の県優勝校だから、番狂わせではないが、春の県王者はライバル校の標的にされるため、しばしばこんなことが起こる。 春…
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身に染みた「雨練」の重要性…“田んぼ状態”の中で普段のプレーができるか
21日にやっと関東地方が梅雨入りした。 7月の夏の地方大会直前が雨の時期になるだけに、最終調整で何をやるか。日程消化が優先される甲子園大会では、土砂降りの中でも試合を続行させられることが多い…
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明徳義塾・馬淵史郎監督が嘆く「今時の選手気質」…気になる2泊3日“高知遠征費”も大公開!
古巣・横浜高の臨時コーチを務めている関係で先月末、高知への遠征に同行した。 馬淵史郎監督率いる明徳義塾との練習試合で金曜の夜から2泊3日。選手は行きは飛行機、帰りは野球部のバスで横浜へ。少し…
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一発勝負の夏の大会 大院大高は「ノーサイン」で大阪桐蔭を2度倒せるか
春の大阪大会で大院大高が4回戦で履正社、準々決勝で大阪桐蔭の「2強」を撃破して初優勝した。春夏秋を通じ、大阪大会でこの2校に勝ったのは、2009年夏のPL学園以来15年ぶりの快挙だそうだ。 …
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昨夏甲子園V慶応高の現在地 打線に迫力は欠けるが左右の2枚看板が復調すれば今夏も脅威
昨夏の甲子園で107年ぶりの優勝を果たした慶応が、6月8、9日の2日間、香川県で今春の県大会4強校と招待試合を行うとのニュースを見た。 2017年に清宮幸太郎(現日本ハム)フィーバーに沸いた…
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熱中症対策により今夏の甲子園で導入、朝夜2部制で生まれる「新たな格差」解決への究極プラン
日本高野連は先月19日、夏の甲子園大会から一部日程で、試合開始時間を午前と夕方に分ける「2部制」の導入を決めた。 対象日は1日の試合数が3試合の初日から3日目までで、熱中症対策の一環として大…
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「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された
「小倉さん、お久しぶりです。ベイスターズに戻ることに決めました」 筒香嘉智(32=ジャイアンツFA)の5年ぶり古巣DeNAへの復帰が発表される前、本人から電話で報告があった。 【写真】こ…
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高野連に求めたい「野球留学者の人数制限」 センバツV健大高崎はベンチ入り18人が県外出身
大阪桐蔭の西谷浩一監督が先のセンバツで、甲子園の監督通算勝利数が単独1位となる69勝目を挙げた。 思い出すのは2006年夏の甲子園1回戦。私が部長を務めていた横浜と対戦した。横浜は同年のセン…
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センバツで気になった「過剰な前進守備」「ハイレベルな左腕」「感動した球審」
開催中のセンバツで話題の「飛ばないバット」。ここまでの印象は、芯が小さくなっている分、詰まったら飛ばないが、詰まらなければ、あまり変わらないということ。それなのに、外野手のポジションが浅過ぎる。 …
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センバツ抽選会から開幕まで、例年より長い9日間…情報戦はもう始まっている
センバツの組み合わせ抽選会が8日に行われた。開幕は18日。間隔が9日間というのは例年より長い。私のような相手校を分析する担当者からすれば、研究時間が増えるのはありがたいことだ。 出場校は解禁…
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センバツ出場校がこぞって合宿を行う深~いワケ…健大高崎は千葉、北海は愛知
今春のセンバツ出場校が全国各地で合宿を行っている。 高崎健康福祉大高崎(群馬)は千葉・館山市内で行っている。北海(北海道)は愛知県内で24日まで1週間の日程。1月末までにセンバツ登録メンバー…