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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

玉川発言が番組目玉 煽る報道は昔からメディアの常套手段

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス報道も1年が経つ。各番組、さまざまな角度からの報道が続くなか、常に話題の先頭に立ってきたのが「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。横並びの朝の情報番組のなかで常に高視聴率を維持。コロナ報道でも勝ち組になった。他と差をつけた要因が局員でコメンテーターの玉川徹の「危機を煽るような発言」にある。

「PCR検査を拡大して無症状者を割り出して隔離すべき」といった扇情的な発言は番組の目玉になった。

「京大卒。頭脳明晰で頭のキレもいい。ほとんどのジャンルに精通し常に勉強している」という経歴を持ち、かねてコメントは説得力を持ち、「玉川さんの言うことは信用できる」という声も多い。絶大な人気を誇る一方で、橋下徹のように「全員検査は無理」と玉川氏に対して否定的な人もいる。芸能界に照らし合わせると、敵と味方が同時に声を張り上げることで人気のバランスは保て、関心度は増す。

 期せずして起きた報道のあり方。煽るような報道は昔からテレビやメディアの常套手段でもあった。私の知る限り、煽り報道で先駆けだったのが1982年、元気象庁予報官の相楽正俊氏が書いた「富士山大爆発」だった。当時の新聞広告をひもとくと<魔の百年周期が日本列島直撃><来年9月が危ない!>などとある。

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