ジャニー氏が滝沢秀明を自身の後継プロデューサーに指名
ジャニーズのルーツ編(21)
事務所がジャニー喜多川・メリー喜多川の両輪で回っていた時代。2人を支えるスタッフも適材適所に配置していた。
「社長・副社長の全盛期は業界内でもその厳しさで通っていました。社内の異動も少なく、離職率も低かった」(芸能関係者)
異色の部署(?)もあった。2009年4月、SMAPのメンバーだった草彅剛が泥酔。深夜の六本木ミッドタウン近くの公園で裸になるなどの行為で警察に逮捕される事件があった。急きょ、事情説明のために事務所玄関先に現れたのが中年男性だった。
「事務所の者」と言うだけでメディアはもちろん、所属タレントの間でも「事務所にあんな人がいるの」と話題になっていた。基本、タレントはあまり事務所に行くことはない。知らないスタッフがいても不思議はないが、メディア対応した幹部クラスと思われる人を知らないのは驚きだった。元事務所関係者に聞くと、意外な答えが返ってきた。
「タレントの住まいや駐車場の手配を主にやっている人でしょう。タレントの住まいは個々の希望もあるし、セキュリティーの問題もある。タレントが増えたことで専任する人が必要になった。タレントは自分で探す時間はない。希望をマネジャーやデスクに伝える。タレントが専任の人を知らなくて当然だと思う」