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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

田原俊彦デビュー42年 還暦になっても踊り続けるプライド

公開日: 更新日:

ジャニーズのルーツ編(27)

 田原俊彦が2月28日に還暦を迎える前日にNHK・BSプレミアムでワンマンライブが放送される。

 今年デビュー42年。今もアイドル一筋に歌い続ける姿は敬服されている。

「皮肉なことにジャニーズを退所している田原俊彦と郷ひろみだけが年を重ねてもアイドル歌手を続けている。これこそ、ジャニー喜多川が教えてきたこと。特に田原はいまだに歌って踊っている。ジャニーさんの精神を受け継ぐ誇るべき卒業生なのに退所した人の活躍は無視するかのように冷たいのがジャニーズ。残念ですね」(芸能関係者)

 ジャニーズのソロ歌手は長続きしないジンクスを破った田原の全盛期の人気は凄かった。ファンの間では「スーパーアイドル」と呼ばれ、後輩たちも一目置く存在だった。テレビ局も田原が出演する際は、数人の幹部が玄関まで送迎するVIP扱い。女性スキャンダルもあった。中山美穂とは堂々とハワイ旅行に出かけ、結婚を直談判したほど。夢はかなわずに終わった。普通のアイドルなら致命傷にもなるが、実力と人気で吹き飛ばしたのもスーパーと呼ばれるゆえんだろう。

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