週刊誌からみた「ニッポンの後退」
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事件から1年たって見えてきた…ススキノ頭部切断事件の深層
昨年7月のことだ。札幌ススキノのラブホテルで首なし遺体が発見された。その3日後、田村浩子は娘の瑠奈(30)から「見て」といわれる。普段と変わらない自然な口調だったため、彼女は浴室に入った。目に飛び込…
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私も関わった東京都知事選の古い思い出 そして小池百合子を推したくないワケ
私は今回の都知事選を「口先女」対決と命名している。 小池百合子も蓮舫もワンフレーズで耳目を集めるのはうまいが、その実行力には疑問符が付く。見てくれの良さだけで政治の世界へ飛び込んだ2人だから…
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皇室と週刊誌の“不幸な関係”はどんどん進む…悪いのはどっちなのか?
この国の皇室とメディアは以前から不幸な関係にあるが、それが最近さらに悪化してきているように思う。それを感じさせたのは週刊新潮(5月30日号)の報道だった。 政府の有識者会議は2022年1月、…
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「男の器量」は不倫がバレた時にわかる…声優・古谷徹(70)の場合はどうか?
不倫がバレた時、メディアにどう答えるかで、その人間の“器量”がわかる。 週刊文春(5月30日号)は声優・古谷徹が30代女性と4年半にわたる不倫関係にあったと報じた。 古谷は「巨人の星…
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明けても暮れても「大谷翔平」で毎日バカ騒ぎ…日本メディアにファンも辟易
この国のワイドショーやスポーツ紙は大谷翔平の追っかけ、チアリーダーに堕している。 私が取っているスポニチを例にとれば、5月11日から21日(13日は休刊日)までの10日間で、大谷が1面を飾っ…
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大阪万博批判は出尽くした感があるが…即刻中止すべき決定版が出た
吉村洋文大阪府知事が、大阪・関西万博(以下万博)を中止または延期せよという世論にかたくなに耳を傾けようとしないのは、兄貴分の松井一郎や橋下徹が決めたことだから、間違っていても背くわけにはいかないとい…
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進む「ジャニーズ帝国」の復活…英BBCにケンカを売った東山紀之の狙い
この国の言論の自由度は世界で70位。もちろんG7参加国中最低で、プーチン援護派のハンガリーの下でもある。 だが、性加害を受けた被害者たちを誹謗中傷する自由度は、世界のトップクラスである。 …
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宮澤博行議員の潔さは評価したい 言い逃ればかりの自民党の中で異色の“性事家”三冠王
「わたしはコレで会社を辞めました」 この「禁煙パイポ」のCMが一世を風靡したのは1984年。流行語大賞大衆賞を獲得している。 会社員の世界は相変わらずだろうが、政治家は年々劣化してきて…
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小池都知事の学歴詐称疑惑は底なし…「モンスター」にしてしまった大手メディアの罪
その女(ひと)は屋形船のへさきに座り、夜の大川の流れをじっと見ていた。 彼女は、私が主催した納涼懇親会に知人に連れられてやってきた。だが、酔客たちのバカ騒ぎの輪の中には入らず、口数も少なかっ…
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小林製薬は“サプリ大国”に冷や水浴びせた…日本は「紅茶キノコ」の時代から進歩なし?
テレビや新聞、雑誌には、「ひざ関節の悩みにグルコサミン」「アンチエイジングにコエンザイム」「ダイエットにカプサイシン」とうたうサプリ広告があふれている。 今回、多くの死者まで出した小林製薬の…
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女性誌が突き止めた 小室圭&眞子夫妻の新居とリッチライフ…年収6000万円、送迎はハイヤー?
小室圭&眞子夫妻はしばらく行方不明だった。 昨秋、それまで住んでいたニューヨークのマンションの賃貸契約が終了し、そこを引き揚げたまではわかっていたが、その後、杳(よう)として2人の行方がつか…
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それはないだろう東山紀之CEO!英BBC「捕食者の影」のインタビューで開き直り連発のウラ
節操のないテレビ局や企業が、春からの新番組やCMに次々旧ジャニーズ事務所のタレントたちの起用を始めている。 ジャニー喜多川による多くの少年たちへの性的虐待があったジャニーズ事務所は、ジュリー…
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危うし大谷翔平…水原一平通訳解雇で打撃への悪影響が心配、頼みは新妻の「内助の功」
大谷翔平の記者会見は失敗だった。 記者に質問をさせない会見で、すべての疑惑を否定しても、彼らは納得しない。 しかし、大谷にはそれしか手がなかったのだろう。 当日(3月26日早…
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カラダを張って松本人志を守る芸人はいないのか…擁護派はセクシー女優・霜月るなだけ?
松本人志が週刊文春を訴えた民事裁判が今月28日から始まるが、文春にとって厳しいものになると、私は見ている。 なぜなら、松本の性加害を立証する客観的証拠はなく、よりどころは被害を受けたという女…
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大谷翔平が結婚相手の写真をやっと公開…一番ホッとしたのは週刊誌と新妻では?
大谷翔平がようやく新妻を公開した。まずは、めでたしである。 何がめでたしか? 奥さんが美人だったからではない。これで週刊誌などの卑屈な報道を見なくてすみそうだからである。 大谷翔平が…
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大谷翔平は野球だけでなく“新妻の隠し方”も超うまかった 結婚は引退後…の予想を見事に裏切る
君は大谷翔平が特定の女性とベッドインしている姿を想像したことがあっただろうか? 私にはなかった。 大谷翔平は単身(通訳の水原一平はいたが)メジャーリーグに乗り込んでから6年の間、トレーニング…
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性加害報道のサッカー伊東純也が、週刊新潮をスルーして女性だけを訴えたのはなぜか
持つべき友は医者と弁護士といわれるが、松本人志もサッカーの伊東純也も弁護士に友だちはいないのだろうか。 週刊文春(2月29日号)が松本側から送られてきた訴状を公開している。そこではこう主張し…
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来月から松本人志と文春の裁判…週刊誌の興亡、この一戦にあり!
「週刊文春」は便所紙にはならない。 橋下徹元大阪府知事は、文春(2月8日号)の「松本人志問題『私はこう考える』」で、文春に書かれた側は、社会的に抹殺され、最後は命を絶つ場合もあるのだから、書く…
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五輪汚職の高橋治之の「告白」を新聞・テレビが報じないワケ…誰を怖がっているのか?
東京五輪の受託収賄事件で1億9800万円のワイロを受け取ったとして起訴された高橋治之元電通専務が週刊文春(2月15日号)で、“安倍晋三に裏切られ、森喜朗に嵌められて…”と「初告白」している。 …
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伊東純也はどう切り抜ける? 性被害タレコミを記事化するか否かの判断はこんなに難しい
“老舗”週刊新潮が連続してスクープを放ち、存在感を見せている。 2月1日号では、慶応大学特任准教授でテレビのコメンテーターとしても活躍している若新雄純(年齢不詳)が慶応の大学院生だった時、9…