元少年隊・錦織一清もジャニー喜多川を批判…それなのにNHK会長“欲望”優先の浅はかさ
「僕たちは犯罪者に育てられた子どもたちなんだよね。自分が川で溺れているときに助けてくれた人が、実は殺人犯だったらどうするかって話で」
これは週刊文春(10月24日号)の阿川佐和子の対談に登場した元少年隊の錦織一清(59)が、ジャニー喜多川について語った言葉である。錦織は、社長だったジャニー喜多川から受けた恩や教えは忘れられないと言いつつも、こうも言っている。
「僕らは色眼鏡で見られる覚悟が必要。そうやって社会から罰を科せられているんですよ。(中略)『あいつらもおかしいんじゃないの』って俺たちは言われ続けるしかないと思います。というか、言われ続けなきゃだめなんだよね。そう言われるようなことを社長はやってきたんだから」
東山紀之がジャニー喜多川の性加害について「鬼畜の所業」と言ったのと同じように、自分が性加害を受けたかどうかについて語らない点は同じだが、錦織の言葉でうなずけるのは、ジャニー喜多川の犯罪は重大だから、自分たちも社会から罰を受け続けるしかないというところである。