週刊誌からみた「ニッポンの後退」
-
朝日新聞のジャーナリズム精神はどこへ…「木原問題」も大々的に扱わず、それでいいのか?
朝日新聞の凋落が止まらない。週刊新潮(8月3日号)によれば、かつて840万部あった朝刊発行部数は今や380万部(1月のABC調査)だという。 深刻なのは部数だけではない。2021年には約44…
-
「木原官房副長官vs週刊文春」はどっちが勝つのか? 警察庁長官“参戦”で新たなフェーズに
木原誠二官房副長官と週刊文春の“生き残り”を懸けた死闘は新たなフェーズに入った。 7月21日、木原誠二の“本妻”が文芸春秋を相手取り、日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた。これまで完黙して…
-
横浜の中小企業を襲った冤罪の悲劇…警察・検察はこうやって「事件を捏造」する
国家の暴力装置である警察と検察が事件を捏造して、無辜(むこ)の人たちを犯罪者に仕立て上げる。そんな例は枚挙にいとまがないが、大川原化工機の例は、この国がすでに“新しい戦前化”していることをわれわれに…
-
木原誠二官房副長官と本妻の超ド級「未解決事件」はヘタな推理小説より面白い
私は推理小説が好きだ。 こんなストーリーはどうだろう。数奇な運命を持った女性がいる。彼女は若い頃、一度結婚していた。昔はやんちゃだったが長身で端正な顔立ちの夫と2人の子どもに恵まれ、幸せなは…
-
マイナカードと保険証の一体化は“詐欺の手口”…第2の「消えた年金」問題になる
それは週刊現代の連載から始まった。 ノンフィクション・ライター岩瀬達哉の「『年金崩壊』のウソ 誰が安心を食い潰したのか」(第1回は2001年5月19日号)である。 この連載が始まる前…
-
新聞・TVなぜ沈黙? 首相側近・木原誠二官房副長官の“異次元不倫”は広末涼子W不倫を超える
不倫にも格差がある。広末涼子のダブル不倫はテレビのワイドショーやスポーツ紙がお祭り騒ぎで報じている。だが、岸田首相側近である木原誠二官房副長官(53)の不倫は、同じ週刊文春(6月22日、6月29日号…
-
広末涼子、市川猿之助、ジャニーズ…週刊文春の“独壇場”の危うさを考えてみた
週刊文春の1強時代は危うい──。「広末涼子のダブル不倫報道」を見ていて、そう考えた。 広末と料理人の不倫を報じた次の号で文春は、2人が密に交わしていた「交換日記」を手に入れて公開した。そこに…
-
広末涼子と斉藤由貴“W不倫の女王”どっちがスゴイ? 篠田麻里子と熊田曜子も負けていない
広末涼子(42)と斉藤由貴(56)は芸能界を代表する「W不倫の女王」である。 ともに子供は3人。広末の相手はミシュラン1つ星店の料理人(週刊文春6月15日号)。 斉藤は横浜で開業して…
-
岸田首相は「焦り」が随所に見てとれる…自分の任期が長くないことを自覚している
岸田文雄は自分の首相としての任期が長くないことを自覚している。 首相就任わずか1年半の間に、敵基地攻撃能力、防衛費倍増、憲法9条改正、原発新増設など、矢継ぎ早に国民の声を無視して国の形を歪め…
-
表紙にジャニーズを使い続けた「週刊朝日」の休刊は悲劇か、喜劇か?
週刊朝日(以下、週朝)が逝った。享年101。天寿を全うしたのではない。親会社の朝日新聞は「週朝」より部数も影響力も少ない「AERA」を残し、週朝の延命装置を無情にも引きちぎってしまったのだ。 …
-
市川猿之助はジャニー喜多川と同じだったのか、それとも伊丹十三か?
「おまえはこれまで何人殺した!」 私が「週刊現代」編集長時代、記事のことでトラブっていたヤクザの組長が編集部に怒鳴り込んできて、私に投げつけた言葉である。私に思い当たることはなかった。だが、心…
-
ジャニーズ性加害問題で事務所は“金づる”であるファンの反発とスポンサー離れ危機に大慌て
藤島ジュリー景子社長(56)は嘘をついている。 BBCを含めたメディアに対しては取材にも応じなかったのに、最大の「金づる」であるファンから「第三者による検証・調査を求める署名(1万6125筆…
-
岸田首相襲撃事件で思い出す…1981年レーガン米大統領暗殺未遂
「山上と、ウチの隆ちゃん。一億分の二だよ。まぁ隆ちゃんは、宗教がどうとか、そういうのはないけどね。ただ、あんなことをする奴なんて、どこかしら頭のネジが外れているんよ」 こう週刊文春(4月27日…
-
あの時、新聞やテレビが報じていたら…ジャニーズの少年たちの「性被害」は拡大しなかったはず
元SMAPや嵐のメンバー、近藤真彦や田原俊彦、東山紀之たちは、元Jrのカウアン・オカモト(26)が話した、ジャニー喜多川(享年87)による「性的虐待」を、どんな気持ちで聞いたのだろうか。 カ…
-
エロメールとAVプレーの神奈川県黒岩知事 4選果たすもいつまでもつ? チャットGPTに聞いた
〈メリークリトリス! あれ? なんか変? 日曜朝の本番終了後、また本番! ヨロピク!!〉 これは、今回4選を果たした黒岩祐治神奈川県知事が「11年不倫」していた彼女に送ったエロメールの1本であ…
-
志村けんが生涯独身を貫いたナゾ…口癖は「結婚したい」「子どもが欲しい」だったのに
「手に取るなやはり野におけ蓮華草」 多くの人に愛されたコメディアンの志村けん(享年70)が亡くなって3年が経つ。生前、多くの女性と浮名を流し、同棲を繰り返したが、結婚はせず、子どももいなかった…
-
愛子さまに自由恋愛はゆるされないのか…「お婿さん押しつけ」報道の違和感
天皇の長女・愛子さまの婿さん選びが週刊誌上でかまびすしい。まだ21歳。そう慌てることはないだろうと、私は思うのだが、何か事情でもあるのだろうか。 週刊新潮(3月16日号)は、愛子さまの結婚相…
-
「冤罪」の声も出ている…立命館女子大生タリウム殺人事件の謎
袴田巌死刑囚(87)の再審開始が決まり、袴田は無罪になる見通しである。弁護側は、1年以上味噌樽の中にあった衣類に付着した血痕は黒褐色になることを立証し、高裁は衣類が捜査機関によって捏造された可能性が…
-
英BBCがジャニー喜多川の「少年虐待」を特集 番組制作に協力した私が言いたいこと
英国の公共放送BBCが3月7日に放送した「ジャニー喜多川の少年に対する性的虐待問題」を扱ったドキュメンタリーは、日本ではほとんど話題になっていない。 週刊文春、日刊ゲンダイなど一部を除いて、…
-
たけし軍団がFRIDAYで語った1986年襲撃事件の裏側 あれで写真週刊誌の潮目が変わった
「たけし事件」といって、すぐにピンとくる人はどれぐらいいるだろう。 1986年12月9日未明、愛人の専門学校生に強引な取材をされたことに激怒したビートたけしとその軍団12人が、講談社のFRID…