仲が良すぎる小池百合子と三井不動産…都知事選後も残る素朴な疑問
小池百合子が291万票を獲得して3選を果たした。だが、2位の石丸伸二の165万票と3位蓮舫の128万票は小池批判票である。小池都政に嫌気がさしている都民が半数いるということである。
さらに小池には、元側近が訴えているカイロ大卒は真っ赤なウソだという経歴詐称裁判が控えている。それに候補者でありながら自身のPRを公務の中で行っていたのは公選法違反だとして、郷原信郎弁護士と上脇博之神戸学院大教授が刑事告発している。小池都政“終わりの始まり”の予感。
さらに大きな疑惑が噴出した。週刊新潮(7月11日号)が報じた小池と三井不動産との癒着構造の闇である。発端は「しんぶん赤旗」(6月16日付)だった。都市整備局(旧都市計画局)元局長や同局元参事ら12人が三井不動産に、同局元所長ら2人が三井不動産レジデンシャルに天下っていたというのである。
三井不動産は、神宮外苑再開発、築地市場跡地、東京五輪・パラの選手村を改修した「晴海フラッグ」という大プロジェクトに深く関わっている。神宮再開発にはあの“疑惑のデパート”森喜朗も登場してくる。新潮で元都庁幹部の澤章はこう語っている。