「愛猫をかわいく!」 のつもりが…“映え”グッズで死亡事故のケースも
ネコちゃんブームの広がりで、さまざまなグッズも販売されています。その中には、使い方によっては危険なものもあるので、その注意点を紹介しましょう。
避妊手術をはじめ外科的な治療が行われると、手術したところをなめないようにエリザベスカラーが使われます。それに関連するグッズです。
ひとつは手術後に着せる防護服で、エプロンのようになっていて、治療したところを覆い隠してくれます。
かなり密着するので、動き回ることも支障ありません。かわいらしく見えるので、SNSで防護服を着せたネコちゃんの姿を見ることもよくあります。
当院で避妊手術を受けた飼い主さんの中にも、エリザベスカラーの代わりに防護服を用意された方が2人いました。
しかし、防護服の上からなめてしまうので、唾液の水分で生地と治療痕が密着。抜糸は問題なくできましたし、キズが開く、化膿するといったこともありませんでしたが、周りが蒸れて皮膚炎を起こし、その後、皮膚炎の薬の服用が必要になったのです。