役に立つオモシロ医学論文
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買い物を楽しんで健康増進 リハビリ成功のカギは「ナッジ」にあり
高齢化が進む先進諸国では、高齢者の身体機能や認知機能の低下が社会問題となっています。そのため、専門家による適切なリハビリ(リハビリテーション)は、高齢者の生活の質を維持・改善する上で重要な役割を担っ…
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温浴後の早めの就寝で夜間頻尿が減る? 夜中のトイレ対策
トイレの回数が多いことを「頻尿」と呼びます。頻尿の原因はさまざまですが、季節との関連性が知られており、寒い冬の時季に頻尿が起こりやすくなります。その理由として、気温が低い環境では汗をかきにくく、尿量…
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低カロリー食品は無意識のうちに食べすぎてしまう…論文で報告
ダイエットに関心が高い人では、食品のカロリー量が気になることでしょう。低カロリーな食品を選ぶことは、健康にも良いイメージがあります。一方で、カロリーが低いからと安心し、食べ過ぎてしまうことはないでし…
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披露宴でのコロナ感染 ワクチンを接種していれば大丈夫?
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの日常生活に大きな影響を及ぼしました。2年以上に及ぶコロナ禍において、人が集まるお祝い事やイベントの開催を見送った方も多いと思います。実際、屋内に多くの人が集ま…
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食事に関連する温室効果ガスの3割は肉類 菜食が温暖化を防ぐ?
気候変動をもたらす温室効果ガスの排出原因は、主に石油や石炭の燃焼で生じる二酸化炭素です。しかし、食糧生産による温室効果ガスの排出量も軽視できません。とりわけ、牛をはじめとした家畜のげっぷや排泄物には…
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ダイエット成功の秘訣は睡眠時間にあり エネルギー摂取量が変化
健康状態にとって適切な睡眠時間は7時間前後といわれています。しかし、仕事の多忙などが原因で、睡眠時間を十分に確保できない人も多いでしょう。米国で行われた調査によれば、7時間に満たない睡眠時間を報告し…
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子供のマスク着用が保育施設の休園を減らす 米で論文報告
新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、保育施設では子供や職員が感染するなどして、休園を余儀なくされている施設も増えています。 感染対策に有効なマスクの着用ですが、小さなお子さんでは適切に装…
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コロナワクチンの副反応 5~7割が「ノセボ効果」によるもの?
薬として効く成分がまったく含まれていない偽薬を「プラセボ」と呼びます。プラセボを飲んでも、理論上は何の効果も期待できませんが、実際には身体に有益な作用が得られることも多く、これがプラセボ効果です。 …
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うつ症状のある人はコロナワクチンのデマ情報を信用しやすい?
新型コロナウイルスに関する根拠のない偽情報が、人の生活や社会にどのような影響をもたらすのかについて、さまざまな研究が行われてきました。いわゆるデマ情報や陰謀論の多くは感染リスクに対する人々の関心を低…
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新型コロナのパンデミックで子供の感染症が激減? 英で報告
新型コロナウイルスのパンデミックは、世界各国の小児医療にも大きな影響を及ぼしました。麻疹(はしか)やポリオなど、ワクチンの定期接種プログラムが中断された国も多く、1歳未満児の約8000万人に影響が出…
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終わりの始まり?オミクロン株の重症化リスクに関する研究データ
昨年11月、南アフリカで最初の感染者が見つかった新型コロナウイルスのオミクロン株ですが、日本でも急速に感染が拡大しています。これまで世界中で猛威を振るっていたデルタ株よりも変異の箇所が多く、感染力の…
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夫婦関係が急速に悪化する「産後クライシス」育児への認識にずれ
男女共同参画社会の推進や家族構成の多様化などによって育児における父親の役割に関心が集まっています。 しかし、日本においては父親の育児・家事時間が1日当たり1時間23分と、他の先進国(米国や北…
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ワクチンのブースター接種でコロナ感染による死亡が90%減る 著名医学誌に論文
今年の秋以降、新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着きを取り戻しつつあります。しかし、世界的にはオミクロン変異株の出現など、まだまだ予断を許しません。また、2回目のワクチン接種から半年以上が経過した人…
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白内障の手術で認知症のリスクが3割減 効果は5年以上続く
高齢化が進む先進諸国では、認知症を患う人の数も増加しています。しかし、認知機能の改善に効果的な治療法は存在しません。そのため近年では、認知症を治療することよりも予防することに関心が集まっています。 …
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片頭痛の予防には音楽が効果的!? 発作が平均2.8回減少
こめかみの片側を中心に、脈打つように起こる頭痛を「片頭痛」と呼びます。片頭痛の発作予防に薬を用いることもありますが、ストレス管理やリラクセーションを取り入れた心理療法にも効果が期待できます。 …
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ソーシャルメディアユーザーはうつ病を発症しやすい? 米国医師会誌に論文
ソーシャルメディアの利用が抑うつ症状をもたらす可能性について、これまでに複数の研究データが報告されています。しかし、ソーシャルメディアを積極的に利用している人では、そもそも抑うつ症状を有している可能…
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インフルエンザワクチンで心筋梗塞を予防できる? 米専門誌で報告
血管が弾力を失ってしまう動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞の原因として知られています。動脈硬化は高血圧や糖尿病、喫煙、運動不足などによってもたらされますが、その発症には炎症反応が関係していると考えられてい…
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新型コロナによる生命の損失は世界31カ国・地域で2800万年超
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)は、人々の健康状態に甚大な影響を与えました。米国では、2020年の主要死因ランキングで、新型コロナウイルス感染症が3位となり、戦後はじめて国民の平均寿命…
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ファストフード店が多い地域では糖尿病の人が多い 米国医師会誌に論文
糖尿病の発症率には地理的な格差が知られています。過去の研究では、居住地の近隣に運動に適した環境や健康的な食材を入手しやすい環境があると、糖尿病を発症しにくい可能性が報告されていました。しかし、これま…
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学校生活におけるマスク着用は義務付けるべきか 米誌で論文
新型コロナウイルスワクチンの接種率が低い若年層では、学校生活における集団感染のリスクに配慮する必要があります。文部科学省が公表している「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル…