役に立つオモシロ医学論文
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対策をしていれば屋内イベントでも感染リスクにならない?
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は各都道府県知事宛てにイベント(催し物)の開催制限や施設の使用制限などに関する事務連絡を発出しています。各自治体はこの事務連絡に基づいて、イベント開催時におけ…
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「生活の質の向上」には積極的なビタミン摂取は有効か?
食習慣は健康に影響を与える重要な要素であるとともに、「生活の質」(幸福度や生きがい、人生に対する満足度などを表す概念)にも関わっています。バランスの良い食事が健康的であることはイメージしやすいですけ…
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犬を飼うことがひとり暮らし高齢者のメンタルを改善する?
高齢者のひとり暮らしは、社会的な孤立をもたらす主な原因のひとつです。高齢者の社会的孤立はまた、心臓病や慢性的な痛み、あるいは孤独感やうつ病など、心身状態を悪化させるリスクとなります。 他方で…
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世界各国の死亡率に新型コロナウイルスが与えた影響は?
ある集団において本来想定される死亡者数が、何らかの原因により超過した状態を「超過死亡」と呼びます。「死亡者数の想定外の上昇」と考えれば分かりやすいかもしれません。その要因として、「大規模災害」「戦争…
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新型コロナワクチンは1回の接種でも効果が期待できるのか
新型コロナウイルスワクチンは2回の接種が必要とされています。しかし、1回の接種でも感染予防効果が期待できるのであれば、より多くの人に速やかな初回接種を行うことで、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止め…
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米国の主要死因ランキングで新型コロナ感染症が第3位に
連日のようにメディアで報道される新型コロナウイルスの感染者数や重症者数、そして死亡者数ですが、この感染症の流行によって集団レベルでの死亡要因にどれほどの影響があったのでしょうか。米国における死因別死…
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ポビドンヨードうがい薬は新型コロナに有効か 米専門誌で報告
2020年8月、「ポビドンヨード」(イソジンに代表されるような、うがい薬に含まれるヨウ素化合物)と呼ばれる消毒成分を含んだうがい薬が注目を集めました。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、同成分…
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高齢期の体重減少は認知症のリスクになる 日本で研究報告
認知症の発症と関連性が指摘されている要因はいくつかありますが、高齢期における体重減少もそのひとつです。しかし、体重変化と認知機能に関する研究の多くが海外で行われたものであり、欧米人よりも体格の小さい…
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外食ばかりは体に悪いというのは本当か? 米専門誌で報告
自宅で料理をせず外食ばかりしている食習慣は、食事バランスの偏りなど健康に悪いイメージを持たれている方も多いでしょう。たしかに、家庭外における食事は総カロリー、脂肪分、塩分の摂取が多く、野菜や果物類の…
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孤独と関係? LINEを頻繁に使っている高齢者は幸福感が高い
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用が心理的な健康面に悪い影響を及ぼす可能性を報告した研究データは少なくありません。とはいえ、SNSと言ってもさまざまな種類があり、利用している年齢…
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新型コロナに一度感染した人の再感染率は?ランセットで報告
細菌やウイルスなどの病原体に感染すると、その病原体に対する免疫を獲得し、再び同じ感染症にかかりにくくなります。これを獲得免疫と呼びますが、長きにわたり免疫効果が持続する感染症と、そうでない感染症があ…
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新型コロナウイルス変異株はどれくらい危険か 専門誌で解析
新型コロナウイルス変異株の感染例が国内でも報告されるようになってきました。同ウイルスの変異株は大きく英国型、南アフリカ型、ブラジル型に分けることができます。欧州で感染が拡大している英国型変異株の感染…
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話題の治療薬「イベルメクチン」新型コロナへの効果は?
新型コロナウイルス感染症に対する治療薬の候補に「イベルメクチン」があります。イベルメクチンは、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智博士によって発見された物質で、医療現場では抗寄生虫薬(…
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CDC週報で報告 ファイザー新型コロナワクチンの安全性は?
2021年2月17日、日本でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。米ファイザー社と独ビオンテック社が共同開発したこのワクチンは、メッセンジャーRNAワクチンと呼ばれる新しいタイプのワクチ…
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効果が科学的に証明されていないサプリでも健康になれる?
複数のビタミン成分を配合したサプリメントである「マルチビタミン」は、栄養バランスの乱れを改善し、健康に良い影響を与えるイメージがあると思います。しかし、心臓病や脳卒中の予防、認知機能の改善などを検討…
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日本食の摂取状況は認知症リスクのバロメーターになるのか
認知症の予防に良いと言われる食材は少なくありませんが、その効果を裏付ける質の高い研究データは限られています。大豆、魚、海藻、緑茶など、日本食に特有の食材が認知症リスクの低下をもたらす可能性を報告した…
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降雪量が多い日と比較 通学手段を変えると交通事故が大幅減
公共交通機関の利用推進や、道路に路線バスの専用レーンを設けるなど、交通手段の変化やインフラの整備は交通事故のリスクを減らす可能性があります。 しかしこれらの取り組みが国レベルで交通事故死傷率…
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「うま味」を感じにくい人は太りやすい 日本で解析報告
人間の味覚は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つに分類することができます。うま味とは主にアミノ酸の一種であるグルタミン酸という成分を食べたときに感じる味覚です。うま味調味料として知られる…
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新型コロナ感染対策 公衆トイレの利用で気を付けることは?
新型コロナウイルスは感染者の飛沫(ひまつ=せきや、くしゃみをしたときに出る細かい水滴)を吸い込んだり、飛沫が付着している環境表面を手で触れ、その手で口や鼻などを触ることで感染します。また、感染者の便…
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世界7.7万人のデータが語る新型コロナ家庭内での感染リスク
昨年の春、新型コロナウイルスの感染拡大が危惧される中で「ステイホーム」という標語がさまざまなメディアを通じて発信されました。不要不急の外出を避け、家で過ごすことで、感染拡大を防ごうというものです。 …