役に立つオモシロ医学論文
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孤独と関係? LINEを頻繁に使っている高齢者は幸福感が高い
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用が心理的な健康面に悪い影響を及ぼす可能性を報告した研究データは少なくありません。とはいえ、SNSと言ってもさまざまな種類があり、利用している年齢…
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新型コロナに一度感染した人の再感染率は?ランセットで報告
細菌やウイルスなどの病原体に感染すると、その病原体に対する免疫を獲得し、再び同じ感染症にかかりにくくなります。これを獲得免疫と呼びますが、長きにわたり免疫効果が持続する感染症と、そうでない感染症があ…
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新型コロナウイルス変異株はどれくらい危険か 専門誌で解析
新型コロナウイルス変異株の感染例が国内でも報告されるようになってきました。同ウイルスの変異株は大きく英国型、南アフリカ型、ブラジル型に分けることができます。欧州で感染が拡大している英国型変異株の感染…
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話題の治療薬「イベルメクチン」新型コロナへの効果は?
新型コロナウイルス感染症に対する治療薬の候補に「イベルメクチン」があります。イベルメクチンは、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智博士によって発見された物質で、医療現場では抗寄生虫薬(…
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CDC週報で報告 ファイザー新型コロナワクチンの安全性は?
2021年2月17日、日本でも新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。米ファイザー社と独ビオンテック社が共同開発したこのワクチンは、メッセンジャーRNAワクチンと呼ばれる新しいタイプのワクチ…
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効果が科学的に証明されていないサプリでも健康になれる?
複数のビタミン成分を配合したサプリメントである「マルチビタミン」は、栄養バランスの乱れを改善し、健康に良い影響を与えるイメージがあると思います。しかし、心臓病や脳卒中の予防、認知機能の改善などを検討…
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日本食の摂取状況は認知症リスクのバロメーターになるのか
認知症の予防に良いと言われる食材は少なくありませんが、その効果を裏付ける質の高い研究データは限られています。大豆、魚、海藻、緑茶など、日本食に特有の食材が認知症リスクの低下をもたらす可能性を報告した…
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降雪量が多い日と比較 通学手段を変えると交通事故が大幅減
公共交通機関の利用推進や、道路に路線バスの専用レーンを設けるなど、交通手段の変化やインフラの整備は交通事故のリスクを減らす可能性があります。 しかしこれらの取り組みが国レベルで交通事故死傷率…
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「うま味」を感じにくい人は太りやすい 日本で解析報告
人間の味覚は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つに分類することができます。うま味とは主にアミノ酸の一種であるグルタミン酸という成分を食べたときに感じる味覚です。うま味調味料として知られる…
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新型コロナ感染対策 公衆トイレの利用で気を付けることは?
新型コロナウイルスは感染者の飛沫(ひまつ=せきや、くしゃみをしたときに出る細かい水滴)を吸い込んだり、飛沫が付着している環境表面を手で触れ、その手で口や鼻などを触ることで感染します。また、感染者の便…
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世界7.7万人のデータが語る新型コロナ家庭内での感染リスク
昨年の春、新型コロナウイルスの感染拡大が危惧される中で「ステイホーム」という標語がさまざまなメディアを通じて発信されました。不要不急の外出を避け、家で過ごすことで、感染拡大を防ごうというものです。 …
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糖尿病の犬を飼っている人は同じく糖尿病になりやすい?
ペットとして飼われることの多い犬や猫は、人間と同じように糖尿病にかかることもあります。糖尿病の発症リスクは遺伝的な要因だけでなく、生活習慣も大きく関わっていることはよく知られています。そのため、生活…
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注目度の高いサッカーの試合はアジアの交通事故を増やす?
サッカーは世界的に人気のあるスポーツですが、注目を集める試合の多くは欧州で行われています。 そのため、アジアのサッカーファンは、欧州で開催される試合を生中継で視聴する場合、深夜まで起きている…
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緊急事態宣言発令 自粛生活のストレスには「緑」の景色を!
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、自宅で過ごす時間が増えた方も多いでしょう。3密の回避や不要不急の外出自粛など、いわゆる社会的距離戦略は、感染拡大を抑止する効果が期待できます。他方で、このような生…
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ワクチン有効率95%の意味…100人中95人に効いたのではない
米食品医薬品局は新型コロナウイルスに対するワクチンの緊急使用許可を12月11日付で発表しました。一般メディアでもワクチンの有効率95%などと報道されており、ご存じの方も多いことと思います。 …
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新型コロナに有望だと期待されていた薬は本当に効果ある?
新型コロナウイルス感染症の治療に有望だと期待されてきた薬としてレムデシビル、ヒドロキシクロロキン、ロピナビル、インターフェロンを挙げることができます。レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として開発され…
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肥満予防やメタボ解消には朝食にパンとコーヒーがいい?
食事の内容は飲み物の選択にも影響することでしょう。朝食にパンを食べるなら、飲み物はお茶というよりコーヒーか牛乳ではないでしょうか。コーヒーの摂取と健康との関連性を検討した研究はこれまでにも多数報告さ…
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感染予防ではない?コロナ禍で日本人がマスクをする理由
コロナ禍において、マスクを着用することはマナーからルールになりつつあるように感じます。マスクは着用者が他の人に感染を広げないという点において有益です。しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた当…
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認知症の予防にはサウナが効果的な可能性あり 専門誌で報告
熱気を用いた蒸し風呂をサウナと呼びます。蒸気により室温を70~100度に保ち、そこで5~20分過ごすのが一般的なサウナ入浴です。サウナの発祥の地であるフィンランドでは、サウナ入浴に関するさまざまな研…
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入院増が懸念されていたが…コロナ禍で「喘息」の悪化が減少
新型コロナウイルスは、ご高齢の方や持病を患っている方で重症化するリスクが高いと考えられています。例えば、喘息(ぜんそく)のような呼吸器の疾患を治療中の人では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、病状…