医者も知らない医学の新常識
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円形脱毛症に関節リウマチの薬が効く!?自己免疫に関係か
円形脱毛症というのは、その名の通り円く毛が抜けるという症状が特徴で、俗に「10円ハゲ」などと言われることもあります。強いストレスを受けると一時的に起こることがあり、それはまた改善しますが、全身の毛が…
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心臓と認知症との意外な関係 米国医師会の医学誌で報告
心臓と脳はどちらも生きるために必要不可欠な臓器です。そして、その両者は決して無関係ではありません。心臓は血液によって全身に酸素を運ぶポンプで、その血液は脳にも運ばれているからです。 心房細動…
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片頭痛があると認知症リスクがアップする? 専門誌で報告
「片頭痛があって薬を飲んでいる」という方は多いと思います。片頭痛というのは通常、体質的な慢性の頭痛で、目の前に光が見えるような前兆に続いて、頭の片側がズキズキと痛む発作が起こるというのが、その特徴的な…
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少量のお酒でも脳が萎縮する可能性 英国医療データ解析で判明
お酒を飲むことの健康への影響については、いろいろな意見があります。「酒は百薬の長」という言葉があるように、少量のお酒は健康に良い、という考え方は昔からあり、赤ワインの成分が動脈硬化を予防する、という…
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脂肪肝の人は低血糖に注意を! 軽症の肝臓病でも危ない
糖尿病の治療には、血糖を下げる薬が使われます。そこで副作用として大きな問題となるのは、血糖が下がり過ぎてしまう「低血糖」です。最近の糖尿病の薬は昔と違って、低血糖は起こしにくくなっていますが、その危…
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「遺伝子変異」では病気は決まらない 病気になる確率は6.9%
病気というのは、糖尿病にしてもぜんそくにしてもがんにしてもそうですが、「生まれつきの体質」と「生まれてからの環境」の2つの原因によって起こります。 生まれつきの体質というのは遺伝子の情報によ…
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肺炎ならインフルエンザ検査を受けるべき 死亡リスクを低減
新型コロナウイルス感染症に隠れている感じがありますが、冬の時季に流行する感染症の代表はインフルエンザです。今の時季には新型コロナとインフルエンザのどちらにかかってもおかしくありません。両方の検査をす…
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現代を代表する病名は「孤独」?死亡リスクが肥満並みに上昇
「現代人は孤独だ」というのは一昔前から言われていたことですが、今や孤独は現代で最も多い「病気」の一つとしてとらえられるようになってきています。症状としての孤独は、人が他人と交流を持ちたいのに、それがか…
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肉アレルギーがあると心臓が悪くなる? 血管病専門誌に掲載
食物アレルギーというのは、食べ物の中に含まれている、ヒトの体には存在しないタンパク質に対し免疫が反応して起こると考えられています。牛肉や豚肉などの赤身肉の成分は、ヒトのものと大きな差はありません。そ…
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腸内細菌の薬で難治性腸炎を予防 3日使用で再発を68%抑制
抗生物質(抗菌剤)を飲むと、下痢になることがあります。これは抗菌剤が腸内細菌を殺してしまうために、食べ物や水分の吸収がうまくできなくなることにより起こります。通常は一時的で薬をやめれば元に戻りますが…
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動脈硬化を予防するとされるが…善玉コレステロールは実は悪玉?
コレステロールに「悪玉」と「善玉」があるという話は、みなさんも聞かれたことがあるかと思います。悪玉コレステロールというのはLDLコレステロールのことで、この数値が高いと心筋梗塞などの病気になりやすく…
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「バイアグラ」でアルツハイマー病の発症リスクが69%低下
バイアグラ(シルデナフィル)は、陰茎の血流を増加させることで勃起障害(ED)の治療に使用される薬です。しかし、その目的以外に肺動脈性肺高血圧症という、心不全の原因となる血管の病気の治療薬としても使用…
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腎不全は男性に多いが女性はより危険! 死亡率が11%高い
腎臓は体の水分や塩分のバランスを調節したり、不必要な成分を排泄(はいせつ)する働きを持つ大切な臓器です。腎臓の働きが高度に低下した状態を「腎不全」と言いますが、腎不全になると血圧は上がり、体はむくみ…
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薬指が長いのは幸運のしるし?ポーカーの引きの強さに関係
最近は性別による肉体の特徴については、あまり言及しない社会になっています。男性的とか女性的ということが、社会的差別につながるという認識があるからです。ただ、医学の世界では、遺伝子や性ホルモンによる男…
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風邪をひいたら出血に注意! 抗凝固剤の服用者はリスク増
新型コロナウイルス感染症の流行以来、風邪の怖さが再認識されるようになっています。「風邪は万病のもと」というのは決して間違いではなく、熱や咳(せき)などの症状以外にも、体全体に大きな変化をもたらすので…
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シュウ酸が豊富なホウレン草を控えると腎結石を予防できる?
腎結石は腎臓の中に硬い塊(結石)ができる病気で、それが尿管に詰まると、尿路結石の痛みの発作を起こします。その痛みはとても激しいもので、一度体験すると、絶対に二度は体験したくない、つらい症状です。腎結…
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白内障の手術で認知症を予防できる? 米内科専門誌で報告
認知症の有効な予防法は「健康な生活習慣」などやや抽象的なものしかなく、不安を抱えている中高年の方も多いと思います。 日々の脳のトレーニングもたしかに少しは有効なのかもしれませんが、毎日楽しく…
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体重を減らすだけで糖尿病は「治る」のか? 臨床研究報告
糖尿病は治らない病気と言われてきました。たしかに糖尿病が完全に治ることは、難しいと言っていいと思います。ただ、「治る」という表現にも結構幅があるものです。 糖尿病の患者さんが、薬などの治療を…
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寝たきり予防の“切り札”は友達! 米国の内科専門誌で報告
日本は超高齢化社会となり、高齢で一人暮らしの世帯が急増しています。一人暮らしの高齢者は、脳卒中や心筋梗塞の予後が悪く、うつ病などの精神的な病気のリスクも高く、不慮の死も多いことが知られています。つま…
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メガネいらずは実現するか…老眼は緑内障薬で治療できる?
命に関わる病気ではなくても、多くの人が治療を希望している病気があります。その代表のひとつは「老眼」です。誰でも加齢とともに体験する、近くのものが見えにくくなる症状です。 目は遠くのものから近…