著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【エリンギ】キノコ特有の抗酸化成分エルゴチオネイン 血中濃度が高いと死亡率が低い

公開日: 更新日:

「エリンジウム」というセリ科の植物が枯れたところに生えることから、イタリアで「エリンギ」と呼ばれるようになったキノコです。

 ヨーロッパでは古くから食用として親しまれ、柄の部分よりも傘の開いた部分が好まれていますが、日本では主に柄の部分も好んで食べられています。

 もともとエリンギは南フランスやイタリアなど地中海性気候の地域を中心に自生するキノコですが、1993年ごろに愛知県の林業センターが人工栽培を確立してから日本中に広まり、全国各地で商業栽培が行われるようになりました。日本のエリンギは自生しているものがないため、基本的に旬はありません。クセがなく、コリコリとした食感はどんな料理にも合うので使いやすい食材といえるでしょう。

 そんなエリンギにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。まずは100グラムあたり3.4グラム含まれている食物繊維。特に多いのが水に溶けにくい性質を持つ食物繊維で、水分を含んで膨らむことで胃や腸を刺激し、排便を促してくれます。腸内環境を整える効果や生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に