甘エビは晩酌に食べたい 睡眠の質を向上させるグリシンが豊富
ホッコクアカエビの通称名は「甘エビ」。主に北海道、新潟、富山、石川などの日本海沿岸で水揚げされます。加熱前から赤色で唐辛子に似ていることから、南蛮エビや南蛮とも呼ばれています。刺し身として提供されることが多く、お寿司屋さんなどでよく見かけるネタではないでしょうか。
甘エビは成長過程で性転換をする生き物に属します。生まれて3年ほどは性別がなく、4~5年目にすべてオスとなり交尾に参加。その後5~6年でメスに性転換し、7年目に卵を抱えた状態になるのです。寿命は11年ほどで、その間3回以上産卵すると報告されているものもあります。
直径1ミリ程度の青い卵をつけた甘エビは、甘エビの中でも最も高値で扱われ、その卵は珍味のひとつとされています。
そんな甘エビに含まれる栄養素のひとつが、アンチエイジングに効果的なビタミンEです。エビ類の中でも含有量が多く、免疫機能の維持にも役立つことが分かっています。脂に溶けやすい性質を持っているので、より効率的に取り入れるのであれば揚げ物、お刺し身であればオリーブオイルと合わせたカルパッチョなどもおすすめです。