著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

甘エビは晩酌に食べたい 睡眠の質を向上させるグリシンが豊富

公開日: 更新日:

 ホッコクアカエビの通称名は「甘エビ」。主に北海道、新潟、富山、石川などの日本海沿岸で水揚げされます。加熱前から赤色で唐辛子に似ていることから、南蛮エビや南蛮とも呼ばれています。刺し身として提供されることが多く、お寿司屋さんなどでよく見かけるネタではないでしょうか。

 甘エビは成長過程で性転換をする生き物に属します。生まれて3年ほどは性別がなく、4~5年目にすべてオスとなり交尾に参加。その後5~6年でメスに性転換し、7年目に卵を抱えた状態になるのです。寿命は11年ほどで、その間3回以上産卵すると報告されているものもあります。

 直径1ミリ程度の青い卵をつけた甘エビは、甘エビの中でも最も高値で扱われ、その卵は珍味のひとつとされています。

 そんな甘エビに含まれる栄養素のひとつが、アンチエイジングに効果的なビタミンEです。エビ類の中でも含有量が多く、免疫機能の維持にも役立つことが分かっています。脂に溶けやすい性質を持っているので、より効率的に取り入れるのであれば揚げ物、お刺し身であればオリーブオイルと合わせたカルパッチョなどもおすすめです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇