「スマホ首」改善にお勧めのセルフケアを柔道整復師が指南
柔道整復は長い歴史を持つ医術で、東洋医学に分類されます。
これを行う柔道整復師は、国家資格の専門職。病院や接骨院、整骨院などに所属し、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などの損傷に対し、「整復・固定・後療法」などの手技を施し、人間の持つ自然治癒力を最大限発揮させます。
最近では病院や接骨院だけでなく、スポーツ選手のトレーナーとして練習や試合に帯同したり、高齢者に対するヘルスケアをする方も増えており、今後もさらに多様化する社会のニーズに対応できる医療資格といえるでしょう。
そんな柔道整復の施術で改善効果が期待できるもののひとつに、最近耳にする「スマホ首」があります。これは毎日のようにパソコンやスマートフォンを使用することで首まわりに起こるさまざまなトラブルを指します。
そこでそんな「スマホ首」にお勧めのセルフケアをお教えしましょう。
上を向く動きに違和感を覚えた場合は、壁に背中と頭をつけてまっすぐ立ちます。この時に肩を開き、力まず良い姿勢を取ります。そのまま半歩前に出ます。そして顎を引きながら視線が30度くらいになるまでゆっくりと顔を上げます。その後は顎を引く意識を緩めて上を向き、ゆっくりと戻します。まずは3~5回を目安にやってみましょう。