親を要介護にさせたくない
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介護の現場で接する人たち…知っていると役立つ3つの専門職
病院で接する専門職の代表格といえば医師と看護師。昔からあるなじみ深い職業なので、高齢の親でもその違いや役割は理解しているはず。では、介護にまつわる専門職についてはどうだろう? たとえば、骨折…
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通所サービスを利用するときは性格や介護度に合った内容のものを
要支援や要介護に認定されると、介護保険法に基づいた介護保険サービスを受けられる。その内容は「厚生労働省 介護サービス」のキーワードで検索できるが、最初に注目してもらいたいのが、施設などに出かけ「日帰…
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介護施設で「大部屋」より「個室」がいいと言い切れない背景
介護施設や有料老人ホームへの入居を検討する時、どのタイプの部屋を希望するか決めなければならない。ひと昔前なら多床室(大部屋)か個室の二者択一だったが、最近はさらに細かく分類され、入居者の介護度、性格…
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介護にまつわる「契約」には余裕をもって臨みたい
通所リハビリに訪問看護、サ高住や有料老人ホーム、ショートステイに至るまで。介護に関連するサービスを受けようとすると、最後の詰めの場でさまざまな契約書が登場する。 口約束でコトが運ぶより安心と…
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配食サービスはもろ刃の剣? 頼りきる前に考えるべきこと
高齢者世帯への配食サービスは、買い物や調理が困難、ひとり暮らしなどのケースで利用されることが多い。介護保険の適用外ではあるものの、街の弁当店並みの費用で必要な分のみ家まで配達してくれる。配達が見守り…
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要介護認定の壁をどう乗り切るか…申請を嫌がる親への説得法
日本の介護保険制度は家族の負担を軽減し、介護を社会全体で支えることを目的に2000年に創設された。保険料は40歳から加入している健康保険料の一部として天引きされ、65歳になると年金の受給額に応じて天…
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高齢者の本人確認書類は限られている…マイナンバーカードは作るべき?
金融機関などのお金に絡む手続きは、名義人本人が写真付きの本人確認書類を提示することが大原則。全国銀行協会によると運転免許証、運転経歴証明書、パスポート、マイナンバーカードなどが紹介されている。 …
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高齢者施設の見極め…問い合わせ時の応対と現場の雰囲気がカギ
自宅での暮らしが難しくなった親のため、高齢者施設への入所を検討している人は多いだろう。 今はネット検索により簡単に希望する地域の各施設情報が手に入るので、調べれば調べるほど選択肢は増えるはず。ホーム…
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「有料老人ホーム」と「サ高住」…費用と暮らしはどう違う?
前回、高齢者が自宅で暮らせなくなった時の選択肢として、特別養護老人ホームと老人介護保健施設を紹介した。 いずれも要介護認定が必要。公的施設のため各種サービスはありきたりのものになるが、収入が…
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「自宅で最期を」に固執しすぎると、もしもの時に慌てふためく
高齢者の話題でよく聞かれるのが「自宅で最期を迎えたい」との言葉だ。施設じゃない、病院でもない。家族や友人に囲まれながら好きな場所に暮らし続け、最後まで自分らしさを失いたくない気持ちの表れだ。 …
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親の交流関係を知ることが介護にこれほど役立つとは思わなかった
日本は核家族化が進み、1世帯当たりの人数が年々減っている。1980年ごろは平均3人だったのに、2033年には2を割り込むとの予想があるほどだ。夫婦のみ、あるいは独居の高齢者世帯が増え、離れて暮らす子…
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費用減に役立つ!介護保険負担割合証と介護保険負担限度額認定証
介護関連の公的証書には、介護にまつわる費用の負担額を減らしてくれるものがある。 まずは介護保険負担割合証だ。要介護・要支援認定を受けた人が介護サービスを利用した時、実際にかかった費用のうちど…
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回復期リハビリテーション病棟を利用するなら…1つだけ注意点あり
前回ご紹介した回復期リハビリテーション病棟は、急性期を脱した脳血管疾患や骨折などの患者が、在宅復帰を目指し集中的なリハビリを行う施設のこと。一般の病棟と違い、医師、看護師、栄養士、理学療法士、作業療…
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予後がまるで違う! 回復期リハビリテーション病棟の使い方
要介護状態となった人の原因として上位を占めているのが、脳血管疾患、骨折・転倒、関節疾患。これらの疾患は適切な治療を受けることで社会復帰が期待できる。 ただ、高齢者の場合、いくつかのリスクが付…
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要介護認定がなくても利用できる高齢者支援サービスを知っておく
日本は65歳以上を高齢者と呼び、誕生月になると介護保険証が届く。支援や介護という言葉がいやでも身近に迫ってくる瞬間だ。 とはいえ、自分が高齢者の仲間入りしたことに納得いかないと息まくご仁が多…
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親の健康保険証、介護保険証、診察券のコピーを手元に置いておく
病気やケガで高齢の親に介護問題が浮上すると子供は病院や役所関連のさまざまな手続きに奔走することになる。それは遠く離れて暮らしているほど大変なのだが、事前に基本的情報を把握しておけば事を進めやすい。 …
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親の主治医に直接会って子供がチェックすべきこと
持病がある高齢の親が自身の健康状態をいかに把握できているか。今の治療方針はどのようなものなのか。親の主治医に会い、直接確かめる機会を持つことは、超高齢化社会の今、子供がすべきことのひとつだろう。 …
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親の主治医に自ら話を聞きに行こう…自分ひとりで病院へ
最近、調子はどう? そう聞くと「大丈夫。ちゃんと薬を飲んでいるし、問題ないよ」。いつも親の答えは同じ。きっとどこの家でもこんな会話が繰り返されていることだろう。だが、ここで安心してはいけない。 …
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家の中をチェック…冷蔵庫に賞味期限切れの食品がたまっていないか
離れて暮らす親の健康問題をチェックすることは難しい。年を重ねるごとに「元気かい?」「あぁ、元気だよ」なんてやりとりだけで安心できないことは、多くの介護経験者がうなずくはず。では、何をもとに判断するべ…
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親の「悪いところがないから大丈夫」は鵜呑みにしない
私の母は現在90歳。若い頃は女学校まで片道1時間以上の山道を歩き、85歳まで実家で1人暮らしを続け近隣を何キロも歩くほど元気だった。しかし今は要介護度4。日常のほとんどが車椅子生活となり、認知症も急…