帰省時の「足」をどう確保する?今のうちから対策を
親の介護が現実化してくると実家に足を運ぶ機会が増える。医療・介護の専門家たちとの相談、必要書類を集めるための役所詣で。ひとりで回るだけでも大変なのに、金融機関では親本人を連れていかねばできない手続きもある。すでに自身が退職し、じっくり腰を据えていられるならともかく、少ない日数で効率よく動きたい場合は、それなりの「足」が必要だ。
足とはズバリ、車のこと。それは地方に行くほど重要で、天候に左右されず、短い日数で周辺を効率よく走り回るのに欠かせない。
マイカーで実家まで行くことができたり、親の車が使えるなら心配ないが、現地の公共交通機関に頼っていては、やるべき仕事がなかなかはかどらない。かといってタクシーを多用すると、相当な金額になってしまう。
対応策として考えられるのはレンタカーかカーシェアということになるが、これも日本全国どこでもあるわけじゃない。両者の違いをよく理解した上で、上手に使いこなすことを覚えたい。
大まかな例を挙げると、レンタカーは借りる場所が空港や駅、街の中心部などの営業所。対面の手続きが必要なので、営業時間内に現地に行く必要がある。返却は別の営業所を設定することができ(距離により別料金が発生)、燃料は満タンにして返すのが基本。基本的なレンタル時間はおおむね6.12.24時間。その後は1日単位の料金設定が多い。