著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

介護で心身をすり減らす前に地域包括支援センターを大いに頼ろう

公開日: 更新日:

 親の介護問題がやっかいなのは、親にも子供にも未経験のことが次々に起こる点にある。それはそうだ。誰だって自分がどう老いていくのかはわかっていないし、病気やケガは突発的なことが多い。若い頃なら何でもなかったことが大事に発展するので、本人も周囲もこれからどう対処していけばいいのか、どうすることが正解なのか、手探り状態になってしまうからだ。

 今はネット社会なので知りたい情報を容易に探すことができるとの声もあるだろうが、それが正しい情報なのか判断できなければ意味がない。とくにスマホで無料で閲覧できる情報はありきたりの記事と広告だらけ。探しているうちに疲れてしまうことがよくある。やはり「餅は餅屋」。重要な場面では介護や福祉の専門家に頼ることをお勧めしたい。

 たとえば、親の介護問題全般で疑問や悩みがあるなら、どの市町村(保険者)にも設置されている包括支援センターがよりどころになる。ここには保健師、介護支援専門員(ケアマネジャー)、社会福祉士(ソーシャルワーカー)が、それぞれの専門分野を生かし、チームを組んで問題の解決に取り組んでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  3. 3

    香取慎吾《体型激変》の声も一蹴し「FNS歌謡祭」で魅了!1月には11年ぶりフジ連ドラ主演の好循環

  4. 4

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  5. 5

    また維新系の問題知事が…奈良県が2.7億円投入、無料K-POPイベントに注がれる疑惑の目

  1. 6

    フジテレビが2番組を終了させダウンタウン松本人志に「NO」を突き付けたワケ…日テレとは異なる対応

  2. 7

    お笑いバラエティーの頂点は千鳥・大悟に もう松本人志の復帰場所はどこにもなし

  3. 8

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  4. 9

    テレビ界で加速する「松本人志不要論」…敬愛する島田紳助引退時も世代交代進み影響ゼロ

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議