「ロカボで食べるとやせていく」山田悟著
北里研究所病院の糖尿病センター長が推奨する、緩やかな糖質制限「ロカボ」についての解説本。
糖質制限食は広く知られてきたが、著者は“炭水化物抜き”には問題があるとしている。それは、炭水化物に含まれる食物繊維が不足してしまうことと、炭水化物ゼロの反動でドカ食いのリスクが高まることだ。
ロカボ食では、1食当たり20~40グラムは糖質を取ってもいい。ご飯なら茶碗半分ほど食べられるということで、糖質が多い根菜類などもおかずに使われる“普通の範囲”であれば気にする必要はない。
完全な糖質制限と比べて筋肉を落とさずに済み、内臓脂肪から落ちていくため若々しさを保ちつつ健康的にダイエットできるという。巻末には食品100グラム中の糖質量表付きだ。(幻冬舎 1000円+税)