NHK紅白歌合戦出場選考の“新基準” サブスク歌手全盛時代のデメリット
19日、第72回NHK紅白歌合戦の出場歌手43組の発表があり、白組初登場は6組、紅組は4組となった。
特に菅田将暉と有村架純(28)がダブル主演した映画「花束みたいな恋をした」の主題歌で話題となったロックユニット「Awesome City Club(オーサムシティークラブ)」やニコニコ動画初の歌い手で、YouTube登録者数は322万人を誇る「まふまふ」、17年に発表した「猫」が昨年からロングヒットしている「DISH//」などネットや若者に支持されている初出場歌手が目立った。
ネットの反応は<報じられた名前だけはいろんなとこで見たけど曲を知らなかった><サブスクでよく目にするけど、TVでも街中でも聴いたことがない><紅白の発表で初めて名前を知った>と、サブスクリプション(定額聴き放題)やYouTubeの再生回数で1億回再生を突破しても、「誰もが知っているヒット曲」という認識には至っていない。
昨年の紅白初出場となったYOASOBI「夜に駆ける」や瑛人「香水」、NiziUの「Make you happy」などのヒット曲はすべて配信シングルで、いずれもサブスク再生数が2億回を突破しており、「サブスクでの再生回数2億超え」が最近の紅白出場の新基準となっていることがうかがえる。