篠原涼子の紅白出場にチラつく“組織”の影…歌手活動から遠ざかっていたのにナゼ?
NHK紅白歌合戦の出場者発表が今も波紋を呼んでいる。20年近く歌手活動から遠ざかっていた女優・篠原涼子(49)の名前が突然上がったからだ。東京パフォーマンスドールのメンバーだった篠原は1994年、小室哲哉プロデュースの『恋しさと せつなさと 心強さと』で大ブレイクし、同年の紅白に初出場した。その後も『もっと もっと…』『Lady Generation』などをヒットさせたが、03年を最後に新曲を発売しなくなり、女優業へとシフトしていった。ベテラン芸能記者が解説する。
「今年、19年ぶりに配信で新曲をリリースして歌手活動を再開しましたが、あまり話題にはならなかったため、今回の紅白出場には驚きました。篠原の出場は、音事協の会長が社長を務める芸能プロダクションに所属していることも関係していると言われています。最近の紅白は全体的に若い視聴者重視の人選で、世帯視聴率よりも若年層の数字を狙っています。一見、篠原はその世代から外れます。ただ、当時の彼女をよく知る世代である30代後半から40代はいわゆる『コア視聴率』の対象に含まれ、紅白もこの層に訴える歌手を入れたかった。双方の思惑が一致したのでしょう。芸能界の力学が働いている点は否めませんが、1990年代に大ブームを巻き起こした小室哲哉の楽曲史上初めて200万枚を突破した『恋しさと せつなさと 心強さと』を聞きたい視聴者もいるでしょう」