セクハラ疑惑に続き N響メンバーの執拗ナンパ被害者告白
映画界の次はクラシック界に激震が走っている。昨年末、クラシック音楽の世界的指揮者であるシャルル・デュトワ氏(81)のセクハラ疑惑が発覚。現役ソプラノ歌手ら4人の女性被害者の証言をもとにAP通信が報じて明らかになったが、その“手口”は権力を利用した悪質なものばかりであった。
開演前にステージ上で胸をわしづかみにしてキスしたり、リハーサル後のエレベーター内で両足の中に膝を入れてきたり。楽屋で壁に体を押しつけられ、デュトワ氏の下着の中に手を入れさせられたという訴えもあり、いずれも1985年から2010年にかけて行われたという。
同氏は現在、英国のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼首席指揮者の座に就くだけでなく、日本では96年からNHK交響楽団の常任指揮者、98年からは同団音楽監督を経て、03年には同団名誉音楽監督に就任。以降、N響との関係は深く12月も都内、横浜、いわきで計8回の公演をこなしたばかり。
クラシック界はもとよりN響のマエストロとしても有名人なだけに許しがたい行為だが、上が上なら、下も下のようで……。今回の報道を見た都内在住の30代女性は「N響に在籍するメンバーX氏から執拗に口説かれたことを思い出す」と吐露する。