ハリウッド実力派女優が初来日で語った米国セクハラ事情
「最もオスカーに近い女優」の美しいこと。すこぶる華もある。
米ハリウッドの実力派女優、ジェシカ・チャステイン(40)。27日に行われた主演映画「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」(来月15日公開、ファントム・フィルム配給)の会見および舞台挨拶に登場した。「オデッセイ」や「ゼロ・ダーク・サーティ」などに出演し日本でも知られる存在だが、意外にも今回が初来日だという。
私生活では今年6月、伊の名門一家出身でブランド「モンクレール」の重役幹部も担う青年実業家と結婚したばかり。公私ともに絶好調だが、世の女性から羨望される理由は単純に“勝ち組”だからではない。いま、米ハリウッドにはびこるセクハラ問題と闘う姿勢にこそある。
大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインによるハラスメント被害が続出する中、自身のツイッターで告白した女性たちを支持する声を上げ、自身も売れない時代にすれ違いざまにお尻をお触りしてきたプロデューサーがいたと告白しているのだ。今回の会見でも一連の騒動についてコメントを求められるとゆっくりとうなずき、こう話した。
「いまはメディアが民主化しており、個々に自分の意見を発信できるプラットフォームを持っている。うやむやにならないよう女性たちが発信し続けたことが、ハリウッドでのセクハラ問題を公にするきっかけになったと思うわ」