50代の足のむくみ、ひと晩で取れないなら「下肢静脈瘤」のサイン

公開日: 更新日:

 近ごろ足がむくむ――。酒の飲みすぎ? それとも年のせい? いやいや、重大な病気のサインかも。実は50代以上の女性がかかりやすい足の病気がある。放っておくと皮膚に穴が開くことも。侮れない足のむくみを徹底究明する。

「むくみとは、静脈やリンパ管から水分やリンパ液が染み出し、組織内にたまってしまうこと。原因には立ち仕事や体質、食事、生活習慣、ストレスなどいろいろありますが、正常なむくみは、一晩寝れば治ります」

 こう言うのは、足のむくみに詳しい「四谷・血管クリニック」の保坂純郎院長。では、一晩で引かない“異常なむくみ”とは何か?

「朝起きてもむくみがとれない。または片方だけ明らかにむくんでいるといった場合は、何らかの病気が原因の可能性があります」(保坂院長)

 真っ先に疑われるのは心臓、腎臓、肝臓の病気だという。
「心臓の働きが悪くなり、血流が滞ると、足がむくみやすくなります。腎臓や肝臓にトラブルが起こると、血液に含まれるアルブミンという物質が減り、水分を血管に取り込む力が弱くなり、水がたまってむくみやすくなります」(保坂院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    江藤拓農水相が石破政権の最初の更迭大臣に?「隅々まで読んだ」はずの食糧法めぐり“逆ギレ誤答弁”連発

  3. 3

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  4. 4

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  5. 5

    みのもんたさんが自身のスキャンダルで見せた“類まれな対応力”…明石家さんま、石田純一との共通点

  1. 6

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 7

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 8

    日本代表FW古橋亨梧の新天地は仏1部レンヌに!それでも森保ジャパン復帰が絶望的なワケ

  4. 9

    維新は予算案賛成で万々歳のはずが…ゴタゴタ続きで崩壊へ秒読み 衆院通過の自民はニンマリ?

  5. 10

    松坂桃李「御上先生」第7話2ケタでV字回復へ 詩森ろばの“考えさせる脚本・演出”はTBS日曜劇場からの挑戦状