冷えもむくみも解消 ふくらはぎを鍛え直せば健康になれる

公開日: 更新日:

 痛くなるほど足が冷える。夕方になると足がパンパンにむくむ。足腰が急激に衰えた。血圧が高くなった……。年をとって、こんな不調に悩んでいる人は多い。ふくらはぎを鍛え直せば、大きく改善する。

 ふくらはぎは「第2の心臓」といわれている。心臓にはポンプの働きがあり、動脈を通して全身に血液を送っている。送られた血液は老廃物や二酸化炭素を回収し、静脈を通って再び心臓に戻ってくるが、その際に重要なのがふくらはぎの働きだ。

 人間の血液は、重力の影響でその7割が下半身に集まっている。心臓に送り戻すためにはそれだけ大きな力が必要になるが、ふくらはぎの筋肉が収縮と弛緩を繰り返してポンプの働きをすることで、心臓のポンプ作用をサポートしているのだ。「加圧リハビット」水道橋店マネジャーの稲川敏弘氏(日本体育協会公認アスレティックトレーナー)が言う。

「ふくらはぎのポンプ作用は、ミルキングアクションといわれています。ふくらはぎの筋力が衰えるとミルキングアクションがうまくいかなくなり、静脈の流れが滞ってしまいます。血液の循環が悪くなるため、足が冷えたり、むくんだりするだけでなく、全身に悪影響を及ぼします。ふくらはぎの筋力は加齢によっても衰えますが、現代人はクルマに乗ったり、エスカレーターを多用したり、座りっぱなしの人も増えているので、さらに衰えが目立ちます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…