風邪薬は要注意…前立腺肥大なら知っておくべき4つのポイント

公開日: 更新日:

 前立腺が肥大化する前立腺肥大症(以降、肥大症)は、50歳以上の男性の5人に1人が悩んでいる病気だ。年を取ったらだれでもなる病気だからと正しい知識なしに放置している人も多い。肥大症で押さえておきたいことを、浦和の石井クリニック・石井泰憲院長(泌尿器科専門医)に、知っておくべき4つのポイントを聞いた。

<尿がパンパンにたまっているのに出ない状態になる可能性あり>

(1)がんリスクがある

 肥大症と前立腺がんは全く別の病気だ。肥大症からがんを発症するということはない。怖いのは、「肥大症だと思っていたら、がんだった」というケースだ。

「前立腺がんは初期の段階では症状がありません。がんが大きくなると、尿が出にくい、排尿後もスッキリしない(残尿感)などの症状が出てきますが、肥大症の症状と似ているため、見過ごす人が少なくありません。必ず泌尿器科で検査を受けるべきです」

(2)薬の種類に注意

 肥大症の症状は、尿が出にくい、残尿感、頻尿(夜間頻尿も含む)など。夜間頻尿は夜中に2度も3度も目が覚めるので、睡眠の質も低下する。深刻に悩んでいる人も少なくないが、これらの症状は薬物治療で劇的に改善される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主