【しもやけ】市販薬で様子を見るのは3~4日まで
しもやけは放置してひどくなると、水疱が生じたり、それが破れてただれたりする。発症が疑われたら末梢の血行不良を良くすることが重要になる。
とりあえず、市販薬を使ってみる。毛細血管を拡張する働きがあるビタミンEの内服薬を飲んだり、患部にはビタミンE配合のクリームを塗る。
皮膚の腫れやかゆみが強いようなら、ステロイド外用薬を塗るといいという。
何より外出する際は、しもやけができやすい部位はしっかり防寒して、なるべく濡らさないことが大切だ。
「市販薬を使って3~4日しても改善しないようなら受診した方がいい。しもやけとよく似た皮膚症状が出る膠原(こうげん)病の一種『全身性エリテマトーデス』という病気の可能性もあるからです。内臓などにも多彩な症状が出ますが、皮膚症状では一般の人はしもやけと見分けがつきません」
しもやけ対策として「冷・温水に交互に手や足をひたす方法」が取り上げられることがあるが、これはしもやけができた後にやっても、ほとんど意味がないという。