セレブも実践 “脂肪を摂りまくる”ダイエットが米国で話題
ダイエットのトレンドは目まぐるしく変わります。いま注目されているのは、「ケトン体ダイエット」あるいは「ケトジェニックダイエット」と呼ばれる方法です。ミック・ジャガーから、リアリティーTVスターのキム・カーダシアンまで実践していると伝えられています。
基本は、卵、肉、チーズなどを中心に、高脂質&低炭水化物で適度なタンパク質を含んだ食事を取るというものです。一般的に総カロリーのうち脂肪30%、炭水化物55%が良しとされるのに対し、ケトン体ダイエットは脂肪80%、炭水化物は5%と極端にバランスが異なります。
このような高脂質&低炭水化物の食事が続くと、肝臓が「ケトン体」という物質を生成して体がケトン状態になり、脂肪を代謝させてエネルギーに換える。つまり、脂肪を燃やして痩せる――という仕組みなのだそうです。
もともとは子供のてんかん予防のために広まりました。体にケトン体が増えるとてんかんの発作が減ると分かったからです。さらにケトン体増加で血糖値安定、高エネルギーキープ、そして高脂肪食で腸の働きを高めるなどのメリットが報告されています。