夜間半日断食でやせるワケ 1年半で20kg減の研究者が語る

公開日: 更新日:

 食べ物は胃や小腸で分解され、タンパク質はアミノ酸に、脂質脂肪酸に、炭水化物はグルコース(ブドウ糖)に分解される。ブドウ糖は小腸から血液に吸収され血糖となり、一部は肝臓に蓄えられ、その後は全身に血液を通して送られ、エネルギー源として利用される。血糖を肝臓や筋肉、脂肪細胞に取り込むときに必要なホルモンがインスリンなのだ。 

 一方、食後血液中の糖とインスリンが減ると脳や筋肉などでは糖が不足する。すると肝臓がグリコーゲンを分解して糖に変え体内を循環させる。

「つまりインスリンとはエネルギー産生や脂肪の貯蔵を促進させる基本的なホルモンなのです」 

 実際、インスリン注射が必要な糖尿病患者の体重は増えることからもインスリン分泌量が過剰となると、肥満を引き起こしやすくなると言える。

「やせたいならインスリンの急激な分泌過剰を防ぐ工夫が必要です。血糖値が急激に上がる食べ物や食べ方を改めなければなりません。血糖が急激に上がることでインスリンが大量に分泌され、肝臓や筋肉、脂肪細胞にブドウ糖を蓄えようとするからです」 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に