遅い夕食で太りたくなければ「夕方」にようかんを食べる

公開日: 更新日:

 夕食前にようかんを食べる――。“普通”に考えたら、カロリー過多になり、体に悪いだろう。しかし現代のサラリーマンには、このようかんが体重増加を防ぐことにつながるかもしれない。時間栄養学研究の第一人者である早稲田大学先進理工学研究科・柴田重信教授は、間食と血糖スパイクの関係について体を張って調べている。

「私は朝7時に朝食、昼12時に昼食を取っていますが、夕食は夜9時半ごろと間が空きます。そこで昼食と夕食のちょうど真ん中あたりである夕方5時から6時くらいにさまざまな間食を取り、計36回にわたって血糖値の変動を調べました」(柴田教授=以下同)

 ちなみに時間栄養学とは、体内時計の生体リズムから研究された栄養学のこと。そして血糖スパイクとは、食後急激に血糖値が上昇し、その後、急激に低下する血糖値の急激な変動のこと。血糖スパイクを放置すると、肥満心臓病などの血管の病気、認知症がんなどのリスクを高めることが証明されている。

 柴田教授が間食として取ったのは、おにぎりや桑の葉入り食品、ようかんなど。朝食、昼食、夕食は普段通りにした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇