遅い夕食で太りたくなければ「夕方」にようかんを食べる
夕食前にようかんを食べる――。“普通”に考えたら、カロリー過多になり、体に悪いだろう。しかし現代のサラリーマンには、このようかんが体重増加を防ぐことにつながるかもしれない。時間栄養学研究の第一人者である早稲田大学先進理工学研究科・柴田重信教授は、間食と血糖スパイクの関係について体を張って調べている。
「私は朝7時に朝食、昼12時に昼食を取っていますが、夕食は夜9時半ごろと間が空きます。そこで昼食と夕食のちょうど真ん中あたりである夕方5時から6時くらいにさまざまな間食を取り、計36回にわたって血糖値の変動を調べました」(柴田教授=以下同)
ちなみに時間栄養学とは、体内時計の生体リズムから研究された栄養学のこと。そして血糖スパイクとは、食後急激に血糖値が上昇し、その後、急激に低下する血糖値の急激な変動のこと。血糖スパイクを放置すると、肥満、心臓病などの血管の病気、認知症、がんなどのリスクを高めることが証明されている。
柴田教授が間食として取ったのは、おにぎりや桑の葉入り食品、ようかんなど。朝食、昼食、夕食は普段通りにした。