鍼灸師が考案 胃腸スッキリ「月曜断食」は挫折者ほぼゼロ
最初のひと月で5~7キロ減、2カ月目で10キロ減。挫折した人はほぼなし――。こんな夢のようなダイエット法がある。いや、体質改善法といった方がいいだろうか。考案者の「関口鍼灸治療院」(東京)総院長の関口賢さんに聞いた。
延べ7万人の患者さんへの体質改善指導から関口さんが考案したのが月曜断食だ。だれもがお金をかけずに手軽に、かつ安全に自宅で取り組める方法でもある。
「食べない(=不食)は、東洋医学において古くからある養生法です。人は、体で使うエネルギーの4割を消化活動に使っているといわれています。断食は、酷使している胃腸を休めて本来の働きを取り戻すことが最大の目的。傷ついた細胞の修復や回復に多くのエネルギーを費やせる体質にシフトするのです」
もともと関口さんは、鍼灸院を訪れ体調不良を訴える患者たちに、鍼灸の力も借りながら3日間の断食を指導していた。しかしこの方法は、「関口さんのような専門家のサポートを受けながら」が大前提になる。
「治療院に通えなくても断食の効果を享受するにはどうすればいいか? そんな発想のもとに生まれたのが月曜断食です。最初のうちは空腹へのイライラ感、気持ちの落ち着かなさなどを覚える人もいますが、慣れるにつれ楽になってきます」