夜間半日断食でやせるワケ 1年半で20kg減の研究者が語る

公開日: 更新日:

 そもそもやせられない人の多くが太るメカニズムを誤解しているという。

「体内は恒常性を保つために摂取エネルギーを減らすと消費エネルギーを抑えようとします。例えば摂取エネルギーは身体運動以外に体温や心拍数の維持、タンパク質の合成、骨や筋肉の形成、呼吸、排泄などに使われますが、摂取エネルギーを減らすと身体の代謝活動が低下。体が冷えたり、動かなくなるなど安静時の代謝量が減るのです。よく“食べなければやせる”と言う人がいますが、食べない生活を継続することができない限り、リバウンドを引き起こしてしまう危険性があります」

■インスリンの急激な分泌過剰を防ぐことが大切

 太る食べ物についても誤解がある。かつては肉やバターなどの動物性タンパク質や脂質の過剰摂取が太る原因といわれていた。

 しかしいまは分解された糖質が注目され、インスリンがその蓄積などに関係するとされる。

「誤解されたのは肉やバターの方が1グラム当たりの熱量(カロリー)が大きかったからですが、脂質として体内に蓄積するのは糖質の方がはるかに多いのです」 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?