夜間半日断食でやせるワケ 1年半で20kg減の研究者が語る

公開日: 更新日:

 そもそもやせられない人の多くが太るメカニズムを誤解しているという。

「体内は恒常性を保つために摂取エネルギーを減らすと消費エネルギーを抑えようとします。例えば摂取エネルギーは身体運動以外に体温や心拍数の維持、タンパク質の合成、骨や筋肉の形成、呼吸、排泄などに使われますが、摂取エネルギーを減らすと身体の代謝活動が低下。体が冷えたり、動かなくなるなど安静時の代謝量が減るのです。よく“食べなければやせる”と言う人がいますが、食べない生活を継続することができない限り、リバウンドを引き起こしてしまう危険性があります」

■インスリンの急激な分泌過剰を防ぐことが大切

 太る食べ物についても誤解がある。かつては肉やバターなどの動物性タンパク質や脂質の過剰摂取が太る原因といわれていた。

 しかしいまは分解された糖質が注目され、インスリンがその蓄積などに関係するとされる。

「誤解されたのは肉やバターの方が1グラム当たりの熱量(カロリー)が大きかったからですが、脂質として体内に蓄積するのは糖質の方がはるかに多いのです」 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール