寝姿勢、運動、持病…「五十肩」と楽につき合う工夫

公開日: 更新日:

 これが基本だが、五十肩と同じような症状の病気は多く、見分けることが大切だという。

「高齢者は、肩のインナーマッスルの外側にある腱板が断裂することがあります。断裂した方の腕は痛くて上がりません。ところが、五十肩と違って拘縮がないので、痛くない方の腕で支えながら上げると上がります。もうひとつは、腱板に石灰物が沈着する石灰性腱板炎です。石灰物が腱板にあるうちはそれほどでもありませんが、それが流れると激烈な痛みを生じます。石灰性腱板炎の患者さんは、痛まない手で痛い方の腕を支えながらそろっそろっと歩いて受診されます。歩行の振動だけでも痛むのです」

 腱板断裂は炎症を抑える薬物治療が基本で、手術はケース・バイ・ケース。昨年、女優の石田ゆり子が苦しんだ劇症時の石灰性腱板炎は、注射器で石灰物を吸引した上で局所麻酔剤で炎症を取り除くと、激しい痛みは治まるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値