慢性痛がつらいなら…BS-POPと2つの質問が治療のポイント

公開日: 更新日:

 腰、肩、膝、首、喉、背中などの慢性的な痛みに悩んでいる。しかし病院に行っても良くならないと諦めている――。ところが、いま、慢性疼痛の治療は大きく変わっている。諦めるのは早い。

「慢性疼痛には3つの種類があります。それは、侵害障害性疼痛、神経障害性疼痛、非器質性(心因性)疼痛です」

 こう言うのは、福島県立医科大学医学部整形外科学講座・紺野愼一主任教授だ。

 侵害障害性疼痛とは、障害によってだれもが感じる痛みで、治療や時間の経過で痛みが改善する。神経障害性疼痛とは、神経系統の損傷で異常なサインが脳に送られ生じる痛みで、本来の痛みが何倍にも増幅されたり、痛みに過敏になったりする。非器質性疼痛は、検査で明らかに分かる異常がなく、ストレスや精神疾患が関係する痛みだ。

「侵害障害性疼痛であれば、NSAIDsなどの鎮痛薬が効きます。しかし神経障害性疼痛や非器質性はNSAIDsに反応しにくい。別の薬や治療が有効です。慢性疼痛の治療では、どの種類に該当するかを的確に診断し、それに応じた治療を行う必要があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議