寝姿勢、運動、持病…「五十肩」と楽につき合う工夫

公開日: 更新日:

 急性期は安静が基本。痛みで眠れないときは局所麻酔と鎮痛剤を注射する。朝晩の冷えで肩が冷えると、痛みが増す。肩の保温サポーターは効果的で、保温が足りないときはその上からカイロを貼るといいという。

睡眠時の痛み対策は、痛む方の肩から肘の下に枕などを置き、さらにお腹の上でクッションなどを抱えるようにして寝ると効果的です」

 侮れないのが糖尿病だという。

「糖尿病の方は五十肩になりやすい上、長期化しやすい。糖尿病でない人は1年ほどで治りますが、2年たっても治らない人を調べてみると、糖尿病で血糖コントロールが悪かったりします。糖尿病の人は、血糖値の管理が第一です」

石田ゆり子が苦しんだ石灰性腱板炎は?

 発症から4カ月ほどで痛みが軽くなり、痛くても少しずつ動かせるようになる。そうなれば、可動域制限の元凶である拘縮を解消すべく運動だ。

「ひとつは振り子運動で、イスの背もたれに痛まない手で体を支え、痛い方をだらんと垂らして反時計回りの円を描きます。1回1~2分。もうひとつは、向かい合わせのイスに座り、痛まない方の手で痛む方の手首を握り、体を前に引っ張るイメージで向かいのイスの座面に触れるように伸ばします。10秒キープを5回やるといい」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値